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東京Vがホームで4戦ぶり勝利、6位から4位へ浮上

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[6.2 J2第17節 東京V3-1大分 味スタ]

 東京ヴェルディはホームで4戦ぶりの勝利を手に入れ、6位から4位へ浮上を果たした。大分トリニータと対戦すると3-1の勝利。内容が伴っての勝ち点3に川勝良一監督も「最高のプレーで最高の戦いをしようと言っていた。よくやってくれた」と満面の笑みで話した。

 DF中谷勇介を負傷で欠く東京VはDF高橋祥平を左SBで起用。中盤では負傷明けのMF和田拓也が先発した。試合は前半10分、東京Vが幸先よく先制に成功する。FW阿部拓馬のスルーパスに抜け出したFW杉本健勇がDFに身体を寄せられながらも、冷静にコースを見極めて右足シュート。1-0とリードを奪った。

 杉本健にとっては実に10試合ぶりのゴール。試合後には「やっぱりゴールは気持ちがいい」と久しぶりの得点に安堵の表情を浮かべていた。

 しかし前半16分に痛恨の失点。PA右でドリブル突破を仕掛けてきたMF三平和司を高橋が倒してしまい、PKを献上する。キッカーはFW森島康仁。冷静にシュートを決められ、1-1に追いつかれた。

 それでも前半38分にはキャプテンマークを巻いたDF森勇介が鮮やかなミドルシュートを突き刺した。右サイドでパスを受けると、PA手前から右足を一閃。これがゴールネットを揺らす。「一瞬コースが空いたので打ったらマグレで入った」と本人は話したが、フリーになった瞬間を見逃さずに放った見事なゴール。森の今季初得点で2-1と2度目のリードに成功し、前半を折り返した。

 後半に入っても東京Vは攻め手を緩めない。後半2分にはFKのこぼれをMF飯尾一慶が押し込み、3-1。そのまま逃げ切った東京Vが勝利を飾った。川勝監督は「負けすぎたから、もう負けられない試合しかない。そこで最高の試合をしていくだけ。ホームで全然勝てていなかったが、これからホームを気分の良い場所にしていきたい」と力強く話していた。

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