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大分の連勝は4でストップ、4連敗中の富山とドロー

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[7.1 J2第22節 大分1-1富山 大銀ド]

 4連勝で5位浮上を果たした大分トリニータはホームで21位カターレ富山と対戦し、1-1で引き分けた。大分は連勝を4でストップさせたものの勝ち点を41に伸ばした。一方の富山は連敗を4で止めると5戦ぶりの勝ち点を手に入れた。

 立ち上がりから攻め込んだのは大分だった。前半8分には左サイドへ抜け出したFW村井慎二がドリブル突破からクロスを入れる。FW森島康仁が左足で合わせるもクロスバー上へ外れていった。それでも前半28分、大分が先制に成功した。森島が左クロスを入れる。ファーサイドで受けたMF三平和司の右足ダイレクトでのシュートはGK守田達弥に止められたが、跳ね返りを三平が自ら押し込んだ。大分が1-0とリードを奪った。

 なんとか連敗を止めたい富山も押し込まれながら奮闘する。すると前半40分に同点弾が生まれた。右CKからゴール正面のDF福田俊介がヘディングシュート。高い打点から叩き込み、試合を振り出しに戻した。さらに前半終了間際の44分には決定機。MFソ・ヨンドクのスルーパスからPA右へ抜け出したMF大西容平が放ったシュートはサイドネットへ逸れた。1-1で前半を折り返す。

 後半に入っても一進一退の攻防が続くがスコアは動かない。大分はFW西弘則がミドルシュートを放つがGKに阻まれた。後半15分には村井に代えて、FW高松大樹を投入。その後は高松が必死にゴールを目指すも、あと一歩のところでボールはつながらない。

 前半28分には大分が決定機。MF石神直哉の左CKからファーサイドでこぼれを拾った高松がシュート。GKも前に飛び出していたため、そのまま決まったかと思われたが、ゴール前のMF平出涼がヘディングでクリアした。結局1-1からスコアは動かないまま試合は終了。勝ち点1を分け合った。

 試合後、大分の田坂和昭監督は連勝ストップにも気にした様子はみせず。「ここ数試合のなかでは内容的には悪くなかった。ゴールは奪えなかったが、そこまでの過程は徐々に良くなってきている」と手ごたえを語っていた。

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