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一時は逆転されるも追いつく、大分は岐阜とドロー

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[7.22 J2第25節 大分2-2岐阜 大銀ド]

 J2の第25節が22日に各地で行われた。前節の湘南戦(1-4)で首位から6位へ転落した大分トリニータはホームで19位FC岐阜と対戦。前半23分にFW村井慎二のゴールで先制するも、その後に2失点。逆転されたが後半36分にMF三平和司が同点弾を決め、2-2に追いついた。そのまま試合は終了。勝ち点1を分け合った。上位戦線に残りたい大分だが2戦勝ちなし(1分1敗)となってしまった。

 序盤から果敢に仕掛けたのは岐阜だった。右サイドからDF田中秀人がオーバーラップ。ニアサイドへのクロスをMF井上平が必死に頭で流す。ファーサイドへ走り込んできたFWアブダがダイレクトでシュートを狙うがクロスバー上方へ外れた。その後もサイドからMF染矢一樹がドリブルで仕掛けた。

 しかし大分が先制に成功する。前半23分、村井がPA内でMF樋口寛規に倒されたとしてPKを獲得する。村井のシュートはGK時久省吾に阻まれるも、こぼれに自ら走り込むと左足シュート。冷静に流し込み、1-0と先制した。追いつきたい岐阜は染矢や樋口が果敢に攻めるもゴールは遠い。1-0で前半を折り返した。

 後半11分には互いに選手交代。大分はFW西弘則に代えて、FW森島康仁を投入。岐阜は井上に代わって、FW中島康平をピッチへ送った。すると直後の後半13分。岐阜が同点弾を奪う。右サイドでボールキープしたDF野田明弘が前線へスルーパス。抜け出したアブダがPA右からドリブルで仕掛ける。切り返しでDFをかわすと、落ち着いて左足シュート。低い弾道のボールはゴールネットを揺らした。アブダはサポーターによる『ストライカー募金』で20日に移籍加入が発表されたばかり。ブラジル人ストライカーがJデビュー戦で早くもゴールを決めた。1-1と試合は振り出しに戻された。

 追いついた岐阜は勢いそのまま逆転に成功。後半30分、右サイドを駆け上がったMF李漢宰が中央へ折り返す。後方から走り込んできたMF服部年宏が左足ダイレクトでシュート。ベテランMFの落ち着いたグラウンダーのシュートはゴール右へ吸い込まれた。服部の今季初ゴールで2-1と逆転に成功した。

 それでも、負けられない大分も意地をみせる。後半35分にはDF安川有に代わり、MFチェ・ジョンハンを投入した。すると後半36分、FW高松大樹が粘って横パス。これを受けたチェ・ジョンハンが左サイドへスルーパスを出す。抜け出た村井が中央へ折り返すと、ファーサイドへ走り込んできたMF三平和司がダイレクトで蹴り込んだ。大分が連動した動きでゴールを奪い、2-2に追いついた。逆転をめざして攻め込むもゴールは遠く。2-2で試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

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