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C大阪は4連勝ならず、F東京がシステム変更で追いつく

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[10.20 J1第29節 C大阪1-1F東京 金鳥スタ]

 セレッソ大阪はホームでFC東京と1-1で引き分け、連勝は3で止まった。後半5分、DF丸橋祐介のミドルシュートで先制したが、同29分に追いつかれた。4連勝はならなかったが、勝ち点1を上積みし、勝ち点39で川崎Fに並ぶと、得失点差で上回り、11位に順位を一つ上げた。

 C大阪は前半12分、GK権田修一の中途半端なキックを中盤で跳ね返し、ゴール前に飛び出したMF枝村匠馬が絶好機を迎えるが、シュートは枠外。同14分には中盤の細かいパス回しから最後はMFヘベルチが左足ミドルを狙ったが、GKにキャッチされた。F東京も前半終了間際にMF梶山陽平が左サイドを抜け出し、マイナスの折り返しにMF田邉草民が合わせるが、シュートは枠を捉え切れない。

 0-0で折り返した後半立ち上がりの5分、目の覚めるようなミドルシュートでC大阪が先制する。サイドチェンジのボールを左サイドで受けた丸橋が中に切れ込み、右足を一閃。弾丸ミドルをゴール左上に突き刺した。

 先制点で勢い付くC大阪は直後の後半7分、縦パスをFW杉本健勇がワンタッチで流し、FW柿谷曜一朗がゴール前に抜け出すが、右足のシュートはわずかにゴール右へ。決定機を逃した柿谷は思わず頭を抱えてピッチに倒れ込んだ。

 1点を追うF東京は後半15分、田邉に代えてDFチャン・ヒョンスを投入し、システムも3-4-3に変更。同18分には梶山に代えてMFネマニャ・ヴチチェヴィッチをピッチに送った。すると、この交代策が奏功する。後半29分、FWルーカスの縦パスを受けたヴチチェヴィッチが右サイドに展開。MF長谷川アーリアジャスールがえぐってマイナスに折り返したボールをヴチチェヴィッチが右足ダイレクトでゴール右隅にねじ込んだ。

 C大阪は素早いリスタートからヘベルチのミドルシュートがクロスバーを直撃する好機もつくり、後半40分には一気に3選手を交代。MF扇原貴宏、MF吉野峻光、DF高橋大輔をピッチに送り、勝ち越しゴールを目指した。後半ロスタイムには長谷川が2枚目の警告で退場。C大阪が数的優位に立ったが、最後まで2点目が遠く、1-1の引き分けで勝ち点1を分け合った。

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