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浦和の11番を継承した関口、「達也さんを追い越すつもりで…」

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 偉大な先輩を超える。仙台から完全移籍で浦和レッズに加入したMF関口訓充が11番を背負うことが決まった。昨季までFW田中達也(新潟)が付けていた番号。15日、新加入選手記者会見に臨んだ関口は、帝京高の先輩でもある田中の背番号を受け継ぐことについて「達也さんに恥じないようにがんばっていきたい」と決意を述べた。

 クラブ側から「どの番号がいいか?」を聞かれた関口は11番が空いていることを確認し、「11番を付けさせてくれるなら付けたい」と直訴。「偉大な選手で、高校のころから尊敬している先輩」の11番を継承したいと自ら申し出た。

「レッズに数多くのタイトルをもたらした栄光の番号だと思う。自分にとって高校の先輩でもあるし、そういう選手を追い越すつもりで、そういうプレッシャーの中でやらないといけない状況を自分でつくって、1年間サッカーをしたいと思った」

 関口が中学3年生のときに田中は帝京高3年だった。「達也さんが高3のときに自分は帝京のセレクションを受けに行った。個人的に僕は昔から知っている選手」。浦和移籍を決断したときには「浦和はものすごくいいチームだからがんばれ」と激励のメールも受け取ったことを明かした。

「達也さんのように、自分も浦和レッズのサポーターに愛される存在になりたい」。プレッシャーのかかる場所に自らを置き、そこで結果を残すことを誓う関口。「4つあるタイトル、すべて取れるように全力でやっていきたい」と、チームとしてJ1、ナビスコ杯、天皇杯、ACLの全タイトル制覇を目標に掲げた。

[写真]緑色の3rdユニフォームを着る浦和MF関口訓充

(取材・文 西山紘平)

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