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開幕戦で移籍後初ゴール、京都MF山瀬「やりたいことはできた」

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[3.3 J2第1節 G大阪3-3京都 万博]

 期待の新戦力がさっそく結果を残した。今季、川崎Fから京都サンガF.C.に加入したMF山瀬功治は中盤の右サイドで先発。開始早々の前半2分に左足ミドルを放つなど果敢にゴールを狙う。シュート数は両チーム最多の5本。1-2の後半36分にはDF安藤淳からの右クロスに後方から走り込み、右足ダイレクトでゴールにねじ込んだ。

「いい形でサイドを変えて、アンちゃん(安藤)がいいボールをくれた。最初はトラップしようか迷ったけど、そのまま振り抜いた。どこを狙ったとかはなくて、とりあえず枠にいけばいいなと」

 開幕戦で奪った移籍後初ゴール。同点に追いついたチームは後半ロスタイムにFW久保裕也のゴールで逆転に成功した。劇的勝利かと思われた矢先、痛恨のPK献上。土壇場で追いつかれ、「勝ち点2」を失った。

「勝ちたかったし、そのチャンスもあった。悔しいですね」。試合内容でもG大阪を凌駕していた。それだけに勝ち点3を奪えなかったことには悔いが残るが、悲観的になる試合ではなかったのも確かだ。

「やりたいことはできた。全部が全部じゃないけど、開幕に向けてチームとしてやってきたサッカーを出せたんじゃないかなと思う」。そう手応えを口にした山瀬。「でも、それでも勝てなかった。まだまだ完璧ではないということ。これでシーズンが終わりじゃない。シーズンは始まったばかり。次の試合に向けて、一つずつ修正していきたい」。4年ぶりのJ1復帰へ。京都にとって実り多き開幕戦だったのは間違いない。

(取材・文 西山紘平)

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