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勝ちきれないG大阪と千葉、長谷川監督「苦しむのは予想していた」

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[3.24 J2第5節 G大阪1-1千葉 万博]

 J1昇格を争うはずの2チームが波に乗り切れない。1勝3分で迎えたガンバ大阪と1勝2分1敗で迎えたジェフユナイテッド千葉の対戦。第5節で迎えた一戦は、1-1のドローに終わり、ともに3試合連続の引き分けとなった。

 G大阪は今季、全勝という目標を掲げてシーズンに臨んだ。だが5試合を終えて1勝4分。初のJ2での戦いで厳しい洗礼を浴びている。試合後、G大阪の長谷川健太監督は「5試合終わった時点である程度、序盤は苦しむというのは予想していた」と想定内を強調したが、「どのチームも(G大阪相手に)アグレッシブに戦ってくる。それを力に変えてくる。もう少し下がってラインを作ってくるチームもあるのかなと思ったが、自分たちの良さを出して戦ってくるチームが多い。これから代表選手も戻ってくる。もう一度チームをしっかり作って、(30日の)アウェーの札幌戦に臨みたい」と気合を入れ直した。

 昨年惜しくも昇格POで敗れJ1昇格を逃した千葉も、今年こそはの思いで鈴木淳監督のもと、シーズンに入った。しかし開幕戦の札幌戦では後半ロスタイムに失点し、黒星発進。2節の熊本戦で今季初白星を挙げたものの、そこからの3試合連続で引き分けが続いている。「内容的にはそんなに悪くなかった」とG大阪相手に挙げた勝ち点1を評価した鈴木監督だが、「選手たちはよくやったが、勝ち点が1しか取れていない。それは非常に大きな問題。勝ち点3をどうしても取るという勝ちにこだわる姿勢がもっともっと出てくればいいかなと思う」と課題を挙げていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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