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止まらない長崎、J1初勝利から破竹の4連勝!! 高田社長の就任1周年を白星で飾る

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4連勝を収めたV・ファーレン長崎

[4.25 J1第10節 磐田1-2長崎 ヤマハ]

 J1リーグは25日、第10節を各地で行い、現在3連勝中のV・ファーレン長崎は敵地でジュビロ磐田と対戦した。この日は『ジャパネットたかた』の名物創業者として知られる高田明社長にとって就任1周年。スタンドから戦況を見守るなか、2-1で競り勝ち、節目の日を4連勝で飾った。

 ホームの磐田は前節の仙台戦(○3-0)から先発2人を変更。左ふくらはぎを痛めたMF中村俊輔、MF山本康裕に代わって、MF上原力也とFW小川航基が入った。一方の長崎は前節の柏戦(○1-0)と同じ11人を並べた。

 試合は立ち上がりから、お互いゴールに近付くが、決定機を欠く展開が続いた。両者の構図としては、早い段階から鋭いロングボールを放り込んで相手ゴールに圧力をかける長崎に対し、サイドを使った単独突破で攻め込む磐田というもの。いずれも目立ったチャンスをつくれないまま前半45分間を終えた。

 後半は磐田ペース。後半6分、右サイドに開いた上原がクロスを配給すると、ニアでFW川又堅碁がつぶれてGK徳重健太がパンチング。さらに同7分、左サイドを駆け上がったDFギレルメがアーリークロスを送り、川又が頭で合わせたが、オフサイドに終わった。

 長崎は後半22分、FW平松宗に代わってFWファンマを投入。すると同25分、長崎にビッグチャンスが訪れる。PA右をドリブルで駆け上がったファンマがクロスを送ると、フリーで抜け出したFW中村慶太がヘッド。強烈な軌道でゴール左脇を突いたが、惜しくも枠を外れた。

 すると後半30分、ついに均衡が破られる。右からのCKをMF中原彰吾が蹴り込むと、ニアサイドに走り込みながらクリアを試みた上原がミスキック。このボールがファーに流れ、DF田上大地が左足ダイレクトで蹴り込んだ。J1初ゴーラーとしてクラブ史に名を残した田上にとって、これがJ1リーグ2点目となった。

 さらに後半36分、ギレルメを振り切って右サイドを攻め上がったFW澤田崇がクロスを送り、中央でファンマがヘディングシュート。力強いボールがGKカミンスキーの手をかすめてネットに突き刺さり、昇格の立役者となったスペイン人ストライカーのJ1初ゴールで追加点を奪った。

 磐田は後半アディショナルタイム、PA内をドリブルでしかけた上原がDF高杉亮太に倒され、PKを獲得。これを川又が左に蹴り込み、1点を返した。だが、反撃はこれにて終わり、試合はそのままタイムアップ。長崎の無失点勝利は3試合で止まったが、初勝利から破竹の4連勝を果たした。

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