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広島が今季初失点で首位陥落…大分がラスト10分からの2発逆転で2連勝! ヒーローの三平は真顔で「…なんちゃって」

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[7.8 J1第3節 広島1-2大分 Eスタ]

 J1第3節が8日に開催され、8位大分トリニータは敵地で首位サンフレッチェ広島と対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。前半10分に広島のFWレアンドロ・ペレイラに先制点を許したが、後半40分にFW高澤優也、同アディショナルタイム4分にFW三平和司と、いずれも途中投入の選手がゴール。大分が2連勝で5位に浮上した一方、広島は今季初黒星で4位に後退した。

 今節がホーム初のリモートマッチだった広島。前半10分、右サイドのMFドウグラス・ヴィエイラのボール奪取からMF青山敏弘がワンタッチパスを送る。受けたL・ペレイラがPA内右に進入し、右足で低い弾道のシュート。ゴール左に突き刺さり、開幕3戦連発となる今季4得点目を挙げた。

 追いかける大分はハーフタイム前にアクシデントに見舞われる。前半39分にMF町田也真人がD・ヴィエイラのスライディングを受けて負傷。左膝付近を押さえて倒れ込み、自ら交代のサインを出して担架で運ばれる。大分はDF香川勇気を緊急投入した。

 さらに後半開始から今季初先発のFW伊佐耕平に代え、1トップとしてFW知念慶をピッチに送り出す。同選手をターゲットにゴールを目指すが、J1で今季唯一の無失点チームである広島の堅守を崩せない。

 広島は後半26分に追加点のチャンスを迎える。DF佐々木翔が左サイドからクロスを送ると、流れたボールにPA内右のMFハイネルが反応。しかし、右足で放ったシュートはクロスバーの下側に当たり、枠の左へ外れた。

 すると大分が後半40分に追いつく。左サイド後方のDF三竿雄斗が左足で最終ラインの背後へロングボールを供給。途中出場の高澤が走り込み、飛び出したGK大迫敬介より先にバックヘッドで合わせると、ボールは無人のゴールに吸い込まれる。

 そしてドラマは後半アディショナルタイム4分に待っていた。敵陣で広島GK大迫のスローイングをMF小林裕紀がカットすると、三竿を経由してPA内左の香川へ。ワンタッチで折り返したボールを途中出場のFW三平和司が左足で流し込む。三平の今季初得点で2-1と逆転に成功し、2連勝を飾った。

 三平は試合後のフラッシュインタビューで「みんなでつないでくれて、最後に僕が触っただけ。みんなのゴールだと思っています」とコメント。リモートで応援したサポーターへの思いを聞かれて「大分のみなさんの声援が僕の耳には届いていました。…なんちゃって」と真顔で話しつつ、今後に向けて「このまま連勝を続けていきたい」と力強く語った。

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