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“ほこたて”対決は互いに謙遜…清水GK権田「やられているイメージ」札幌FW興梠「あまり取ってないイメージ」

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清水GK権田修一と札幌FW興梠慎三

 J1リーグ開幕節の清水エスパルス北海道コンサドーレ札幌が19日、IAIスタジアム日本平で開催される。これに先立ち、両チームの代表選手が14日にオンライン記者会見を行い、清水からはGK権田修一(32)、札幌からはFW興梠慎三(35)が出席した。

 清水と札幌の対戦成績はJ1、J2リーグを合わせて10勝2分10敗のイーブン。両チームともに開幕節で勝ち越して、良いスタートを切りたいところだが、日本代表の守護神とJリーグ史上初の9年連続2桁得点記録を持つゴールハンターは互いを強烈に意識していた。

「まず始めに、興梠選手お久しぶりです」と権田の挨拶で始まった記者会見は終始和やかな雰囲気。だが、2人の言葉からはひしひしと今季への意気込みが感じられた。

 昨季、ポルトガルのポルティモネンセから期限付き移籍で清水に加入した権田はリーグ戦全38試合に出場し、チームのJ1残留に貢献。今季より完全移籍となり、主将にも就任した。権田は「僕らの昨年までの成績を見たら『何を言ってるんだ』と思われる人もたくさんいると思う」と承知の上で、「今シーズン、本気でタイトルを目指してやっていきたい」と力強く決意を語った。

 対する興梠も強い覚悟をもって新シーズンに臨むつもりだ。9シーズン過ごした浦和を離れ、今季から恩師のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いる札幌にレンタル移籍。「チームとしてはACL圏内を目標にしているけど、個人的には、やるからにはトップを目指したいし、タイトルを獲るためにこのチームに来ている」と意気込みを口にした。

 そんな2人は、これまでに幾度となくゴール前で顔を合わせている。興梠は「権田選手からあまりゴールを取れていないイメージがあるけど、取れるように頑張りたい」と謙虚に宣戦布告。すると権田は「興梠選手とは鹿島時代からたくさん対戦していて、先ほど『あまり点を取っていない』と言っていたけど、僕はやられているイメージを持っている」と警戒を強めた。

 開幕節屈指の“ほこたて”対決。昨季で連続2桁得点記録が9シーズンでストップした興梠は「今のコンディションは正直なところ50%。ずっと抱えているケガの問題もある」としつつも、「ミシャサッカーの1トップを張っていれば2桁ゴールは取らないといけない」と力説。権田は「今シーズン、決意をもって戦うんだというところを見せられる試合にしたい」と誓った。

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