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「本当に熱い」片野坂監督に初勝利プレゼント…G大阪MF福田、瞬時の判断で決勝点奪取!!

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決勝点を叩き込んだガンバ大阪MF福田湧矢(14)

[2.26 J1リーグ第2節 浦和 0-1 G大阪 埼玉]

 限られたチャンスをきっちりと得点へと結び付けた。この試合唯一のゴールを記録したガンバ大阪MF福田湧矢は、「ここを落とすのと勝つのとでは全然違ってきたと思う」と今季初勝利に安堵の表情を浮かべた。

 序盤から浦和に攻勢を許した。ボールを保持され、押し込まれる時間帯が続く。ベンチから見守っていた福田も「前半はレッズがすべての部分で上回っていた」と感じていた。しかし、GK石川慧の好セーブなどで得点を許すことなく試合を進める。「苦しい展開だったけど、ゼロに抑えられたのが大きかった」と振り返ったように、前半を0-0で折り返したことで、後半の反撃へとつなげた。

 そして、0-0のまま迎えた後半35分、「ゴールを狙ってこい」と片野坂知宏監督に背中を押された福田がピッチへ。直後の同36分にMF岩尾憲が2度目の警告を受けて退場し、数的優位に立つと、2分後の同38分に福田が均衡を破る一撃を沈める。

 右サイドでMF小野瀬康介が前線へと送ったパスをMF石毛秀樹がヒールで落とす。拾ったMF山本悠樹が中央へ送ると、FW山見大登が触れたボールが福田の下へ。「悠樹くんから直接入ってきたら、2タッチ目で打とうとしていた。でも、あのボールなら直接打った方が良いと感じた」。状況に応じて判断を変えると、右足ダイレクトで狙う。シュートはDF岩波拓也に当たってコースが代わり、ゴールネットを揺らすことになった。

 この得点が決勝点となり、1-0の完封勝利。今季からチームを率いる片野坂監督に初白星をプレゼントすることになった。「本当に熱い監督で『ガンバを変えたい』『チームを勝たせたい』という思いが伝わってくる。勝たせてあげたい気持ちが強かったし、ゴールを決めてチームを勝利に導きたいと思っていたので、自分が決められて良かった」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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