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わずか2分間で川崎Fが一挙逆転!スーパー杯のリベンジ達成! 浦和は開幕4戦勝ちなし

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[3.3 J1第10節 川崎F2-1浦和 等々力]

 J1リーグは3日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場組による第10節を行い、等々力陸上競技場では川崎フロンターレ浦和レッズが対戦した。川崎Fが2-1で逆転勝利をおさめ、富士フイルムスーパーカップのリベンジを達成。浦和は開幕4戦未勝利(1分3敗)とスタートダッシュに躓く形となった。

 ACL出場チーム同士による第10節2試合が先行して開催された。川崎Fは2月26日の鹿島戦(○2-0)から3人を入れ替え、DF登里享平、MF遠野大弥、FWレアンドロ・ダミアンが先発に戻った。
 一方、浦和は2月12日の富士フイルムスーパーカップで川崎Fを2-0で下し最高のスタートを切ったが、開幕後は未勝利。新型コロナウイルスの陽性者、負傷者が出るなど厳しい台所事情で今節はMF岩尾憲が出場停止となり、G大阪戦(●0-1)から4人を変更。古巣戦のDF馬渡和彰、DF酒井宏樹、MF柴戸海、MF明本考浩がスタメンに戻り、明本が最前線に入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりは互いに前線からアグレッシブにプレスをかけると、浦和が前半5分にチャンスを迎える。川崎FのスローインにプレッシャーをかけたMF小泉佳穂が球際で粘り、高い位置でボールを奪取。明本に横パスを出すと、明本は約30mの位置からミドルシュート。GKチョン・ソンリョンが防いだボールが左ポストを叩くと、馬渡のCKからもチャンスを創出した。対する川崎Fはアクシデントに見舞われ、26分に登里が負傷交代。MF塚川孝輝が投入され、塚川は左サイドバックに入った。

 すると、主導権を握っていた浦和がセットプレーのチャンスを仕留めた。前半33分、右45度の位置でFKのチャンスを獲得する。キッカーの馬渡がアウトスイングのクロスを蹴り込むと、密集のやや後ろにポジションを取ったDF岩波拓也が頭でそらしたシュートがニアを破り、浦和が先制に成功した。

 川崎Fは前半39分、波状攻撃からMF脇坂泰斗が惜しいミドルシュートを放ったが、チャンスを生かせず、0-1で前半を折り返した。ハーフタイム明けの交代はなし。浦和は後半も前線からプレッシャーをかけると、同7分、江坂のパスを受けた関根が右サイドを仕掛け、深い位置からクロスを供給。ゴール前に走り込んだ明本が滑り込みながら左足シュートを打ったが、これはGKチョンソンリョンのビッグセーブに阻まれた。

 ここから川崎Fの反撃が実る。後半17分、左CKのチャンスに脇坂がインスイングのクロスを供給。ファーサイドの家長がジャンピングヘッドでネットを揺らし、1-1。その直後の後半19分には塚川からパスを受けた脇坂は鋭くターンし、ドリブルで中央を突破。脇坂はPA内で相手DFに囲まれながらラストパスを通すと、走り込んだDF山根視来が左足ダイレクトでネットを揺らした。わずか2分間で試合をひっくり返した川崎F。2-1で逆転勝利をおさめ、2連勝で再び暫定首位に立った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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