beacon

首位との大一番で0-3敗戦…広島GK大迫敬介が語った決意「トップを争うゲームで結果を持ってこられるキーパーに」

このエントリーをはてなブックマークに追加

サンフレッチェ広島GK大迫敬介

[7.6 J1第20節 横浜FM 3-0 広島 日産ス]

 逆転優勝に向けて重要だった首位横浜F・マリノスとの大一番、サンフレッチェ広島は0-3の完敗を喫した。試合後、日本代表GK大迫敬介は「しっかり0-0で折り返せば後半にギアが上がるのが自分たち。先に失点してしまったのが難しくした」と悔やんだ。

 前半序盤こそ横浜FMに主導権を握られたが、その後は相手を押し込む時間帯を長くつくったこの日の広島。だが、なかなかシュートが枠を捉えられずにいると、前半32分に左サイドを崩され、MF水沼宏太のクロスからDF小池裕太のヘディングシュートで失点した。「相手がファーサイドに来るのはわかっていた。1点目のところは止めないといけないボールだった」。守護神は責任を自ら背負った。

 その後、次第にオープンな展開になっていく中、広島は次々に訪れた決定機を活かせず、横浜FMは2点を追加。「マリノスにおめでとうと言いたい。これでタイトルに一歩進んだんじゃないかと思う」とお手上げだったミヒャエル・スキッベ監督が「チャンスを効果的に点につなげるところが今日の差に出た」と振り返ったように、決定力の違いが勝敗を分けた。

 オープンな展開につながった試合運びについて、大迫は「奪われ方のところはみんな許容範囲というか、リスクを背負った上でのトライ。取られ方が悪いシーンは1試合に何回かあるもの。悪かったとしても守れることが必要になる」と意に返さない。目指すはそのような展開でもチームを救える存在だ。「シュートストップは自信を持っているところだが、今日みたいなオープンなゲームの中で仕事ができないといけない」と力を込めた。

 6月上旬には日本代表の一員として6月シリーズ4試合に帯同。出場機会は与えられなかったが、連日の激しいトレーニングを通じて「自分が取り組んできたことが間違っていなかったという自信が掴めたし、一緒にトレーニングができて刺激になった」と手応えを得た。

 国内組で臨む7月のEAFF E-1選手権、9月に予定されている欧州遠征と代表での飛躍も期待がかかる中、「常に代表は目指しているし、チームのパフォーマンスがそういうところにつながる」と大迫。「今日みたいなトップを争うゲームで結果を持ってこられるようなキーパーにならないといけないとあらためて感じた」。まずは広島でコンスタントな活躍を続け、代表活動につなげていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●[J1]第20節 スコア速報

TOP