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開始3分の三丸弾が決勝点! 柏が札幌にシーズンダブル達成!!

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柏の日本代表FW細谷真大(右)は3試合ぶりに先発

[7.16 J1第22節 柏1-0札幌 三協F柏]

 16日、J1第22節が各地で開催され、三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソル北海道コンサドーレ札幌が対戦した。DF三丸拡の今季初得点で柏が先制。これが決勝点となり、柏が1-0で勝利をおさめた。

 ホームの5位・柏(勝ち点33)は、前節・鳥栖戦(○1-0)の先発から1選手を入れ替えて、EAFF E-1選手権で日本代表に選出されたFW細谷真大が3試合ぶりに復帰。同じく日本代表のDF大南拓磨は2試合ぶりにメンバー入りしたものの、ベンチスタートとなった。アウェーの14位・札幌(勝ち点24)は、前節・鹿島戦(△0-0)と同じスタメンで臨み、FW興梠慎三が1トップ、MF青木亮太とMF駒井善成がシャドーに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 開始わずか3分で試合は動いた。最終ラインでボールを回していた柏は、DF上島拓巳が一気に札幌最終ラインの背後へ長いボールを入れる。GKと最終ラインの間でバウンドしたボールは、GK菅野孝憲より早く三丸がタッチし、無人のゴールへと流し入れて柏が先制に成功する。

 立ち上がりに失点してしまった札幌だが、その後は攻勢をかける。6分、左サイドを抜け出たMF菅大輝がペナルティエリアまで持ち上がって青木にマイナスのパスを預けると、青木のクロスをMF宮澤裕樹が中央へ折り返したが、柏守備陣に対応されてシュートを放つことはできなかった。7分には青木のミドルシュートが、柏ゴールを襲うが、GK佐々木雅士の好守に阻まれてしまう。直後のCKでは、菅のクロスからDF高嶺朋樹がヘディングで狙うも、再びGKのセーブにあう。

 前半15分、相手と接触して痛みを訴えていたMF金子拓郎が再びピッチに倒れてしまい、プレー続行不可能に。MF西大伍と交代し、そのまま右のウイングバックにおさまった。

 24分、ボールをつないで敵陣に攻め入る札幌は、高嶺のサイドチェンジから西が右サイド深い位置でボールを受けると、ペナルティエリアの駒井へ。ダイレクトでシュートを狙ったが、上島にブロックされてしまう。

 ボール支配率で上回った札幌だが、決定機は創出できず。前半アディショナルタイムに、興梠がペナルティエリア内で上島と接触し倒れ込むも、笛は鳴らず、札幌は1点ビハインドのまま前半を終えた。

 後半8分、柏はMF山田雄士が左サイドでドリブルし、細谷へスルーパス。細谷がゴールネットを揺らしたが、オフサイドのためノーゴールとなった。

 札幌も反撃。10分、中盤でボールを奪ってそのままカウンターを仕掛けると、興梠のポストプレーからMF荒野拓馬へラストパスを送ろうとするも、山田が帰陣してCKへと逃れた。

 押し込む時間が続いていた札幌は28分、宮澤のパスから菅の左足が柏ゴールを襲うもGK佐々木がセーブ。そのまま波状攻撃を仕掛けた札幌は、DF岡村大八がゴール前で飛び込むも、GK佐々木がCKへと逃れた。

 終盤に入り、互いに交代のカードを切り、札幌は4枚、柏は5枚と交代枠を使っていく。アディショナルタイムは6分におよんだが、岡村のヘディングシュートはGK佐々木のファインセーブに阻まれる。最後まで1-0のスコアは動かず、敵地での第15節に続いて札幌を下した柏が、シーズンダブルを達成し、勝ち点を36にのばした。一方の札幌は、4戦勝ちなし(1分3敗)となった。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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