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清水は今季初の3連勝ならず…柏がFW武藤雄樹の土壇場同点弾で勝ち点1を奪取

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死闘は1-1ドロー

[8.20 J1第26節 清水 1-1 柏 アイスタ]

 J1リーグは20日、第26節を開催した。12位清水エスパルスの本拠地・IAIスタジアム日本平で行われた柏レイソルとの一戦は、1-1のドロー。勝ち点1を分け合った。

 夏の補強がフィットし、2連勝と好調の清水と、前節、連勝が「4」で止まった柏の一戦。柏は首位・横浜F・マリノスに食らい付くべく負けられない戦い。清水も今季初の3連勝を狙い、勝利を目指した。

 すると、試合は立ち上がりにスコアが動く。清水は前半7分、左サイドでコーナーキックを得ると、DF山原怜音が右足で入れたボールにFWチアゴ・サンタナがニアサイドに走り込み、ヘディング弾。流し込むようにゴールネットを揺らし、今季10点目で先制ゴールを奪った。

 さらに清水は前半9分、サンタナが右サイドを駆け上がったMFヤゴ・ピカチュウをターゲットにスルーパス。ボックス内右で受けたピカチュウが飛び出してきた柏のGK佐々木雅士を強引に突破し、右足でシュートを放つも、枠を捉えることはできなかった。

 柏は前半14分、前線でMF大南拓磨が頭で落としたボールをFWマテウス・サヴィオがヒールパスでリターン。大南が右足で放ったグラウンダーの強烈なシュートは、清水のGK権田修一が右に体を伸ばして弾き出した。

 その後は一進一退の攻防となるも、やや清水が主導権を握った状態。前半40分には清水陣地で柏がフリーキックを得るも、そのキックがニアサイドで引っ掛かると、清水はそこからカウンターで前線へ。FWカルリーニョス・ジュニオが左サイドを持ち上がり、クロスを送るも、ピカチュウのシュートはゴール左に外れていった。

 前半アディショナルタイム3分には、右サイドのコーナーキックで変化を付けると、ショートパスを受けた山原のクロスボールにDF片山瑛一がニアサイドで合わせてゴールを狙う。しかし、頭で逸らしたボールは僅かにゴール左に流れて追加点とはならなかった。

 前半はそのままタイムアップ。清水の1点リードで後半へと折り返した。柏は反撃に向けて3選手を交代して後半を迎える。DF上島拓巳、FW小屋松知哉、FW細谷真大を下げてDF川口尚紀、MFアンジェロッティ、FW武藤雄樹をピッチに送り込んだ。

 試合は五分五分の状態で進むも、よりチャンスを作ったのはホームの清水だった。後半17分には左サイドでボールを受けた山原が自らドリブルで切り込み、右足でシュート。しかし、コースがない状態でのシュートは佐々木に防がれる。同19分には山原のグラウンダーのクロスに途中出場のMFベンジャミン・コロリがスライディングで合わせるも、枠を捉えることはできない。

 対する柏も後半34分に清水ゴールにたたみかけると、最後はMFドッジがボックス内右から強烈なシュート。しかし、ゴール左隅を捉えたかと思われたシュートは、権田が目一杯体を伸ばしてゴールを死守した。

 試合終盤にかけて攻勢を強めた柏だったが、高い集中力でゴールを守る清水を崩すことができない。それでも、後半アディショナルタイム4分にFW武藤雄樹がヘディングで同点弾。土壇場で試合を振り出しに戻し、勝ち点1を分け合った。

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データ提供:Opta
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