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0-2ビハインドには悔いも…浦和DF岩波拓也が敵地カシマで同点弾「練習してきた形」

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浦和レッズDF岩波拓也

[9.3 J1第28節 鹿島2-2浦和 カシマ]

 一時は0-2の状況に追い込まれた浦和レッズだったが、前半途中からの猛反撃により敵地で勝ち点1をもぎ取った。同点弾を決めたDF岩波拓也は「僕たちは順位的に勝ち点3を取らないといけない状態なので決して満足はしていないけど、勝ち試合に持っていけそうな展開にできたことは良かった」と前向きに振り返った。

 AFCチャンピオンズリーグで決勝進出を果たし、オフ期間を挟んで迎えたJ1リーグ再開戦。浦和は立ち上がりから出足の鋭い鹿島に押し込まれると、前半16分にMF樋口雄太のクロスからMFアルトゥール・カイキにヘディングシュートを決められ、早々にビハインドの展開を強いられた。

 失点シーンはMF小泉佳穂の縦パスが相手にカットされたのが起点。「試合序盤から自陣でのボールロストが少し多かった。あれもロストから」と振り返った岩波は「今週1週間、鹿島はクロスというところで重点的にトレーニングしてきたけど、クロスでやられてしまったので少しもったいなかった。人はいたので競り合えなかったのはもったいない」と悔やんだ。

 さらに前半16分、A・カイキのミドルシュートを岩波がブロックし切れず、GK鈴木彩艶のパンチングミスで2失点目。2点ビハインドの状況に追い込まれた。

 それでも浦和は下を向かなかった。まずは前半27分、最終ラインを起点としたビルドアップで左右に散らし、右サイドに糸口を定めると、華麗なパスワークからFW松尾佑介が決めて1点を返す。さらに3バックへのシステム変更を機に主導権を握り返すと、後半24分にはMF岩尾憲のFKからニアに飛び込んだ岩波が頭で決めた。

「イメージどおりだった。今日のメンバーにはあまりターゲットの選手がいなくて、ターゲットはほとんど僕だった。練習してきた形だったのでしっかり得点できてよかった」

 背番号4のゴールで追いついた浦和はそのまま最後まで攻め続け、勝ち点1を獲得。序盤の戦いぶりには「0-2までさせてしまったのがもったいなかった」と反省点を残したが、敵地カシマで「諦めない姿勢を見せないといけないし、この試合にかける思いは強かった」という姿を見せつけた。

(取材・文 竹内達也)
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