[9.3 J1第28節 鹿島2-2浦和 カシマ]

　今季ここまで浦和レッズの正守護神を務めてきたGK西川周作がコンディション不良で欠場した一戦。この日はようやくGK鈴木彩艶にJ1リーグ戦今季初出場のチャンスが巡ってきたが、2失点と悔しさの残る結果に終わった。

　とくに悔やまれたのは前半16分に警戒していたはずのクロス攻撃から失点し、0-1で迎えた同27分の場面。鈴木は鹿島MFアルトゥール・カイキのミドルシュートに横っ飛びで反応したが、手に当てたボールを弾き切ることができず、ふわりと浮かんだままゴールマウスに吸い込まれた。

　試合の行方を大きく左右した2失点目。「身体が開いてしまったのが一つの原因」と分析した鈴木は「(DFに)少しボールが当たって、最初に見えなかったところから出た形になったけど、ボールスピードもそこまで速くなかった。結果としてはGKが防がないといけないボールだった」と振り返った。

　浦和はその後、猛反撃を見せて2-2に追いつき、勝ち点1を獲得。鈴木は「結果が求められる中で防がないといけない部分を出してしまい、引き分けに終わったのは非常に悔しく思う」と悔やみつつも、「まだまだ次にゲームは続いていくのでしっかり反省して次に活かせるようにしていきたい」と切り替えようとしていた。

(取材・文　竹内達也)

---

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!