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8戦勝ちなしも守備は安定の兆し…柏DF古賀太陽「ゼロで抑えられたのはプラス」

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チーム最長の出場時間を誇る柏DF古賀太陽

[10.8 J1第32節 柏 0-0 C大阪 三協F柏]

 ここまで7戦勝ちなし(4分3敗)、その間に順位を2位から7位まで落としていた柏レイソル。「勝ちに行かないといけない」とネルシーニョ監督は必勝を期し、今季のベースである3-5-2でC大阪戦に臨んだ。

 今季の柏が勝ち点を積み上げてきた武器であり、C大阪の小菊昭雄監督も「固い守備からのカウンター」と警戒していた中で、柏がC大阪を脅かす場面はこの日ほとんど見ることができなかった。

「高い位置でボールを奪ってショートカウンターができなかった」とDF古賀太陽は、スコアレスで終わった試合を振り返る。

 得点が奪えなかった一方、守勢にまわる時間が多かった中で、無失点で終えられたことは「ゼロで抑えられたのはプラス」だったと古賀は評価する。指揮官も「ボールを奪えるところまでは守備が機能した」と守備面は評価しつつ、カウンターに出る際にミスが続いたことには、「ボールを奪ってから慌てすぎた」と反省を促した。

 これで8試合勝ち星から見放されている状況になったが、守備面では改善が見られている。その8試合のうち、最初の5試合では16失点を献上していたが、直近の3試合ではわずか1失点に抑えられている。最終ラインでチーム最多29試合に出場している古賀は、失点の少なさを前向きに捉えつつ、「決定機をつくる回数は少なかったので、そこは引き続き課題」と、得点力の向上を見据えた。

(取材・文 奥山典幸)
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