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今節のJ1復帰決定はお預け…横浜FC四方田監督「ホーム最終戦で昇格を」

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昇格決定がお預けとなった横浜FC

[10.9 J2第40節 横浜FC 2-3 大分 ニッパツ]

 勝てば1年でのJ1復帰を決められるチャンスを迎えた横浜FCだったが、5位の大分トリニータに打ち合いの末に敗れ、今節の昇格決定はお預けとなった。就任1年目の四方田修平監督は「雨の中、たくさんのサポーターが来てくれたことに感謝しているし、結果で返したかったので申し訳ないが、次節恩返ししたい」と気を引き締め直していた。

 前日8日に首位アルビレックス新潟のJ1昇格が決まり、残り1枠となったJ2リーグの自動昇格争い。2位の横浜FCは3位のファジアーノ岡山に勝ち点7差をつけ、昇格に王手をかけた状況でラスト3試合に臨んだ。

 ところが、最初の一戦では昇格を決めることはできなかった。大分に対して立ち上がりからボールを支配し、長短のパスで勢いよく攻め込んだが、前半5分にワンチャンスから失点。同22分に得点ランキング首位を独走するFW小川航基のゴールで追いついたが、同45分に直接FKを決められ、後半11分に再び小川のゴールで同点とするも、同27分に古巣対戦となったMF野村直輝にスーパーミドルを突き刺され、2-3で敗れた。

 四方田監督は試合後、記者会見で「ここで決め切りたかったのが率直な感想」とした上で「選手たちは90分間良かったと思うが、先に点を与えて追いかける展開が常に続いたという意味では、一瞬の集中力、リスク管理、試合運びという点で、次節からもっと上手くやっていくべきだと感じている」と課題を指摘した。

 その一方、内容については「90分間、選手たちが出してくれたものは監督として、自分が言うのも変だけど感動が伝わってくるものだった。やり切ってくれた満足感もある」とコメント。攻撃ではシュート数25本を数え、守備でも大分の持ち味であるポゼッションを大半の時間帯で封じていた選手たちのパフォーマンスを前向きに受け止めていた。

「選手は今日決めるという強い気持ちと集中力でゲームに入ってくれた。今日の気迫あふれるプレーは十分伝わってくるものがあって、そこを継続していくことが大事。継続する中で必ず昇格という目標は達成されると信じている」

 下を向かず、16日の次節を見据えた指揮官。再びホームで戦う金沢戦も同じく“勝てば昇格決定”の状況が続く中、「持ち越しになったが、次もたくさんのサポーターが来てくれると思う。なんとかホーム最終戦で昇格を決められるようにチーム一丸で臨んでいきたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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