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FC東京MF松木玖生は2年連続開幕スタメンで存在感…今後はU-20日本代表の活動へ「U-20W杯の出場権を取れるように」

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MF松木玖生

[2.18 J1第1節 FC東京 2-0 浦和 味スタ]

 FC東京の“新7番”は存在感を示した。プロ2年目を迎えたMF松木玖生はルーキーイヤーの昨年に続いて開幕先発メンバー入り。フル出場で勝利に貢献した。今後は3月に行われるAFC U20アジアカップに向け、U-20日本代表に合流する。

 日本代表の森保一監督も視察に来る中、90分間を躍動した。ハードワークはさらに磨きがかかり、スタミナ十分に約13kmを走り切った。

 試合中には貫禄を漂わせる場面もあった。後半29分、渡邊凌磨が勝利を引き寄せる追加点を挙げると、ゴール裏に選手たちが歓喜の輪を作る。その最中でも、カウンターをケアするためにセンターサークルに佇んでいたのは松木だ。同34分には相手のドリブルを鋭いタックルで防ぐと、両手を掲げてスタンドを煽る。サポーターに共闘を呼び掛けた。

 昨季はリーグ戦31試合に出場した。今季もそれ以上の活躍が期待されるが、この後松木はチームを離脱する。それは日の丸を背負うためだ。AFC U20アジア杯が3月1日に開幕。原則として上位4チームまで勝ち残れば5月のU-20ワールドカップ出場を決めることができる。

 すでに2024年パリ五輪を目指すU-22日本代表でも活動する松木は、この一年で2つの世代別代表やクラブでの戦いが待ち受ける。しかし「目の前のことだけを考えている」と眼光は鋭い。「代表に行きますけど、W杯の出場権を取れるように、貢献できるようにしていきたい」と活躍を誓った。

(取材・文 石川祐介)
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