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19歳でレバンドフスキ、ファティらと対峙…神戸DF尾崎優成「当たり前のレベルが日本と全然違う」

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DF尾崎優成

[6.6 国際親善試合 神戸 0-2 バルセロナ 国立]

 今季のラ・リーガ王者バルセロナとの親善試合でフル出場。ヴィッセル神戸アカデミー出身2年目のDF尾崎優成にとって、大きな経験を積み重ねる90分間となった。

 今季のJ1リーグ戦ではなかなか出場機会が得られていないが、この日は右CBのポジションで先発出場。FWアンス・ファティ、FWロベルト・レバンドフスキとのマッチアップも粘り強くこなし、神戸U-18からトップチーム2年目に貴重なチャンスを経験に変えた。

 それでも相手は4日にラ・リーガ最終節を終え、強行日程で来日した選手たち。“渡り合えた”という感覚はなかったという。

「相手も中1日で試合をした後だと聞いていたし、フレンドリーマッチでモチベーションは低かったと思う。公式戦でバチバチの緊張感でやるところで自分の実力が試されると感じているので、そこに関して一喜一憂している場合じゃなく、今日感じたバルセロナの選手との差を今後の日々の練習で取り組んで、もっと埋めていかないといけないと感じた」

 特に大きく感じたのは基本的な技術だけでなく、判断やポジショニングの差だったという。

「僕たちが守備をしていても嫌な位置に立たれたり、ターンして前向ける技術があったり、全てにおいてもう一段階、自分としても個人としても日々の練習からもっと取り組まないといけないと痛感させられた試合になった」。

「レバンドフスキ選手、アンス・ファティ選手といった世界トップレベルの選手とやれたことで自信にはつながったけど、タイミングを外す動きや、相手の嫌なところに立つところ。それはサッカーでは当たり前だけど、当たり前のレベルが日本と全然違うなと試合をやっていて肌感で感じることができた」

 この経験を胸に刻み込み、今後に活かしていくつもりだ。「20歳になっていない段階でこういう相手と、フレンドリーマッチだけど、日本で試合ができるのは本当にありがたいことだし、そういう環境を作ってくれたアンドレスや関係者の皆さんに感謝しきれないくらい。ただこの経験が良かったと思えるような取り組み方を意識しないといけない。これがただの経験で終わってしまうのが一番良くない。自分の成長につながって初めて(経験と言える)。3年、4年と経った時にこの試合が大きなポイントだったといえるような成長ぶりを見せないといけない」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)
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