beacon

クラモフスキー監督が初陣白星、FC東京は5戦ぶりに勝利「このクラブが夢見た場所に行けるようにしていきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ピーター・クラモフスキー新監督

[6.24 J1第18節 FC東京 2-0 名古屋 味スタ]

 FC東京ピーター・クラモフスキー新監督の初陣を白星で飾った。20日の合流から短期間で好調の名古屋グランパスを打ち破り、連敗を3でストップ。リーグ戦では5試合ぶりの勝利となった。「一週間でいい準備ができた。献身的に、信念を持ちながら戦った。勝ちに値する戦いができた」と胸を張った。

 前半戦を3連敗で終え、5勝8敗4分の12位で折り返した。低迷からの脱却のため、チームはアルベル前監督を解任。後任は今年4月にモンテディオ山形の指揮官を退いていたクラモフスキー氏に決まった。

 新指揮官の合流は20日。初陣までの4日間で最初に取り組んだことは守備だった。「今週の練習の中で自分たちの鍵となる決まり事を落とし込みながら、それが守備の安定をもたらした」。奇しくも直近のリーグ戦で無失点だったのは、3月18日の第5節・名古屋戦。3か月ぶりにゴールを守り切った。

 クラモフスキー監督にとっては、Jリーグで3クラブ目の監督キャリアとなる。清水エスパルス、山形ではいずれも志半ばで途中解任だったが、「選手も違いますし、状況も違うと思いますし、クラブの状況も違う」と前を向く。「私はラッキーだと思います。色々なハードな時期がありました。それで自分自身は強くなったと思います」と力を込めた。

 これまでの経験をFC東京に還元していくつもりだ。「いいものも、悪いものもしっかりと学びながら、このクラブが夢見た場所に行けるようにしていきたい」とクラモフスキー監督は意気込みを語る。「まだまだやることは多くある。今週はハードワークしてきましたし、それに勝ちに値することはしっかりやれた。しっかりとここからリカバーして、また次の試合に向けて照準を合わして出していきたい」とシーズン後半戦の躍進に向け、さらなる成長を誓った。

(取材・文 石川祐介)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

TOP