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小川航基の穴どう埋める…横浜FCのパリ世代MF近藤友喜「みんな“次は俺が主役に”と」

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横浜FCのMF近藤友喜

[7.1 J1第19節 横浜FC 0-0 G大阪 ニッパツ]

 右ウイングバックでの途中出場で攻撃に圧力をかけたが、最後までゴールには届かなかった。試合後、横浜FCのMF近藤友喜は「外から見ていた中でも勝たなきゃいけない試合で、0-0から出て、最後に決定機があったので僕の責任だと思う」と反省を口にした。

 悔いが残ったのは後半アディショナルタイムも終わりに差し掛かった45+6分のプレーだった。左サイドを押し込んだMF井上潮音がゴール前にクロスを送ると、近藤はファーサイドのペナルティエリア右にスプリント。DF陣の壁を越えたボールがそこに届いたものの、相手選手がブラインドになったこともあり、うまく合わせることはできなかった。

「ミーティングでもSBから逆のWBのクロスは通りやすいという分析で、その前もそこからチャンスにできていたし、(ピッチに)出る前もクロスに入るところは言われてピッチに入った。理想的、狙いどおりの形ですごくいいボールでもあったので決め切りたかった」(近藤)

 そのままスコアレスドローで終了し、横浜FCは優勢を保ちながらも勝ち点3を奪えず。試合後にはオランダ移籍の手続きでチームを離れるFW小川航基の壮行セレモニーが行われたが、チームトップの6得点を挙げたエースの流出は今後の戦いぶりにも不安が残る。

 チームの浮沈は圧倒的な突破力を誇る近藤をはじめ、後を託された攻撃陣の活躍にかかっている。

「エースと言われる人が抜けて、その座が空いている。みんなそうだと思うけど、次は俺が主役になるというモチベーションでやっていると思うので、みんなでゴールを目指して、いなくなったからと言われないようにしたい」(近藤)

 パリ五輪世代のU-22日本代表定着のためにも結果が問われるシーズン。近藤は「ウイングバックでもゴールは取れるし、取らなきゃいけないポジション。アシストにこだわりたい部分もあるけど、もっとゴール前に入っていって、自分がゴールを取れればもっとチームとして上に行ける」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)
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