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横浜FCの大卒ルーキー林幸多郎、主力起用に感謝も「目に見える結果を出せるようにしたい」

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MF林幸多郎

[7.8 J1第20節 川崎F 3-0 横浜FC 等々力]

 横浜FCのMF林幸多郎は大卒ルーキーながら、第20節を終えて17試合に出場。15試合で先発入りを果たし、主力としてプレーを続けている。下位に沈むチームの中で求められる要素も多く、今節でも「課題がいっぱいあった」と振り返った。

 前半戦で勝利を収めた川崎フロンターレに挑んだ横浜FCは、序盤から攻勢を強める。ボール奪取から鋭いカウンター攻撃という持ち味で相手ゴールを脅かしたが、一瞬の隙を突かれて前半13分、36分と失点。「チャンスがあって決め切れなかったところ、前半でビハインドになってしまったところで、ゲームプランが崩れてしまった」(林)。川崎Fに一歩引かれた守備で対応され、さらに裏を狙われて苦しめられた。

 左WBでプレーした林は自身のプレーに「ボールを失う場面が多かった」と悔やむ。フル出場が続いていたが、前節に続いて後半途中で交代に。右WBの山根永遠を林の位置に移動させ、投入されたMF近藤友喜は右WBに入った。四方田修平監督は試合後の会見で「山根の突破力は武器にしているので、右の近藤、左の山根を残した。2点を返していきたいという狙いだった」と交代策を明かしている。

 林は途中交代の理由は直接は聞いてはいないようだが、「自分のプレーがまだまだ足りないというのはある」と指揮官の意図を汲む。「もっと自分もできる思う。そこに向き合ってやっていきたい」と気持ちを前に向けた。

 チームは第11節から3バックに変え、4バックの左SBでプレーしていた林も左WBとしてプレー。明治大時代にもこなしたポジションのため「特に困ったことはなかった」と語るも、現状には満足していない。「試合に使っていることはすごく有難いですけど、その中でやっぱり個人としての結果が出ていないところは自分自身受け止めている。目に見える結果を出せるようしていきたい」。チームとともに、さらなる高みを目指す構えだ。

(取材・文 石川祐介)
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