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町田2点先行も東京Vが新戦力FW染野の2発で追いつく!勝ち点10差天王山はドロー決着

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[7.9 J2第25節 町田2-2東京V 国立]

 国立競技場で行われたJ2首位FC町田ゼルビアと同2位東京ヴェルディの天王山は、2-2の引き分けに終わった。

 勝ち点10差で迎えた国立競技場での頂上決戦。3日前の6日に東京Vで主力だったMFバスケス・バイロンが町田に完全移籍する“因縁”も生まれたことで、選手紹介の際に東京Vのサポーターからブーイングが飛ぶなど、スタジアムは試合前から最高潮の盛り上がりをみせていた。

 前半からお互いが持ち味を出し合う試合になった。まずは2分に町田がMF安井拓也から出た浮き球にFWエリキが反応。GKとの1対1は止められたが、こぼれ球に反応したFW藤尾翔太が左足で決めきって、あっという間に先制に成功する。

 東京Vもポゼッションを高めて攻め上がり、サイドから何度も揺さぶりをかけるサッカーで町田ゴールに迫っていく。しかし前半13分の波状攻撃を守り切られるなど、町田の堅守を崩しきれない。

 すると前半38分だった。町田はMF下田北斗が高い位置でプレスをかけて奪い取ると、エリキにパス。そしてエリキがDFを引き付けて出した横パスに安井が走り込み、右足で追加点を決めた。

 2点を追う東京Vは後半開始から2枚替え。MF齋藤功佑とDF加藤蓮を投入してリズムに変化を求める。さらに後半21分からは特別指定選手で前節デビュー戦初ゴールを決めたMF新井悠太(東洋大3年)を投入して何とか反撃の糸口をつかみに行く。

 そしてその新井が前半25分、連続して決定機を作るが、最初の左サイドからドリブルで持ち込んで狙ったシュートは左ポストを直撃。直後にはカットインしてシュートを放つが、これもGKの好セーブに防がれた。

 しかし流れを掴んだ東京Vは後半28分、DF宮原和也の右クロスにFW染野唯月が豪快なヘディングで飛び込んで、ようやく1点を返す。さらに同38分には左サイドを新井が鋭く突破。クロスを染野がまたもヘッドで合わせて、同点に追いついた。

 白熱の天王山はドロー決着。町田は連勝が2で止まったものの、7戦負けなし。東京Vは連敗を防いだものの、痛い引き分けとなった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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