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G大阪を3連勝に導いたダワン! 決勝ヘッドにも謙虚「自分のゴールが勝利につながってうれしい」

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劇的決勝ゴールを挙げたMFダワン(右)

[8.6 J1第22節 川崎F 3-4 G大阪 等々力]

 激闘に終止符を打つヘディングシュートとなった。ガンバ大阪は3-3で迎えた後半アディショナルタイム7分過ぎ、MFダワンが左CKを頭で合わせて決勝ゴール。試合後のフラッシュインタビューでは「神様にこういう状況を用意してくれたことに感謝したい」と優しく微笑み、勝利を喜んだ。

 G大阪は前半に3得点を奪い、3-1のリードで後半に折り返した。しかし、川崎フロンターレの交代策から勢いを奪われる。後半26分、30分と途中出場のMF瀬川祐輔にゴールを決められ、3-3と追いつかれてしまった。ダニエル・ポヤトス監督も試合後の会見で「リアクションをもっと示さないといけなかった。自分でコントロールするか守備をするか悩んでいる中で2失点。自分の責任と思っている」と語るように、G大阪は劣勢に苦しんだ。

 ピッチ内の選手たちは、追いつかれた中でも勝利の瞬間まで耐え抜いた。ダワンは「川崎さんもボールを握ってサッカーをしてくるところで苦しい時間があると、ゲームが難しくなると想定していた」と苦戦を予想しつつ、チーム全員で思いを共有できた手応えを語る。「チームメイトみんなが意思統一しながら耐えれたというところが、得点につながった。今までも難しいゲームはあったが、みんなのメンタルが成長してきたと感じている」。たしかな成長とともに、3連勝を手にすることができた。

 自身の得点には謙虚な姿勢だ。フラッシュインタビューではCKを蹴ったMF山本悠樹を立て、「練習通りに悠樹がいいボールを入れてくれて、きっちり取れた」と感謝。直近5試合3得点という好調さも「チームみんなの力」とリスペクトの精神を述べた。

 開幕14試合までで白星1つだったチームは、直近8試合は7勝1分で無敗を続ける。その流れに貢献するダワンは「自分のゴールが最終的にチームの勝利につながって、ガンバのサポートができたこと、チームメイトのサポートになったということがうれしい」と笑顔。「これからもチームのサポートができるように継続してチャレンジしたい」と柔らかな表情で意気込みを口にした。

(取材・文 石川祐介)
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