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神戸相手に強烈恩返し弾!!井上潮音「2年間が失敗じゃなかったと証明できた」

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[8.6 J1第22節 横浜FC2-0神戸 ニッパツ]

 強烈な恩返し弾になった。横浜FCは前半23分、MF井上潮音がドリブルでミドルレンジまで運ぶと、右足を一閃。弾丸シュートをゴールネットに突き刺した。

 普段ならシュートを打たない場所だという。ただ時間帯などを考慮して、「打った方が相手が嫌かなと思って」、シュートを打つことを選択した。

 古巣相手の一戦。5月7日にも敵地で試合を行ったが、井上は後半12分から途中出場。チームも0-3で完敗する悔しい結果に終わっていた。

 今回は先発。「そんなに意識していなかった」という井上だが、昨年まで2年間所属したクラブ。アドバンテージを感じながらプレーしていた。「相手の特徴は僕自身が一番分かっていた。やり難さは感じなかったです」。

 取材エリアでは、FW大迫勇也やMF山口蛍ら神戸の選手が井上に声をかけて、ゴールを祝福する姿が印象的だった。

 リーグ戦で無得点に終わるなど、結果を残せなかった神戸時代。「周りから見たら失敗というか、上手く行っていない2年間だったと思うだろうけど…」と話した井上も、「それが失敗じゃなかったと証明できた試合になったかなと思います」と誇らしげだった。

(取材・文 児玉幸洋)
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