beacon

後半ATは18分超!その間の得点は両軍合わせて3得点!!FC東京対神戸はドロー決着

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.26 J1第25節 FC東京2-2神戸 国立]

 国立競技場で行われたFC東京ヴィッセル神戸の一戦は、2-2の引き分けに終わった。

 前節は横浜FMに敗れたFC東京。同試合からスタメン2人が変更となり、MF松木玖生が右太もも裏の負傷から2試合ぶりに復帰。出場停止だったDFエンリケ・トレヴィザンも先発復帰した。

 対する神戸は前節の柏戦でMF齊藤未月が負傷。全治1年の大怪我を負った。齊藤が務めたアンカーポジションにはMF大崎玲央が入り、CBではDF本多勇喜が2試合ぶり、DF山川哲史が11試合ぶりの先発出場を果たした。

 先制点は神戸のミスからFC東京に生まれた。前半18分、GK前川黛也のクリアが中途半端になると、FW仲川輝人がカット。エリア内で横パスを受けたFWディエゴ・オリヴェイラが右足でコースに蹴りこんで、スコアを動かす。D・オリヴェイラは2戦連発。

 先制を許した神戸もチャンスを作る。しかし前半20分の右CKをMF佐々木大樹が折り返して、FW武藤嘉紀が頭でコースを変えるが、クロスバーを直撃。同29分のカウンターからFW汰木康也が狙ったシュートも右ポスト。同アディショナルタイム3分の武藤の連続シュートもゴールネットを揺らすことは出来なかった。

 神戸は後半開始と同時に大崎に代えて、MF扇原貴宏を投入。扇原がそのまま中盤の底に入ってリズムに変化をつける。後半13分には汰木に代えて、MF新井瑞希を投入。しかし次の得点機はFC東京。後半20分にDF長友佑都のクロスから本多のハンドを誘発。VARの介入もありPKが告げられる。だが松木のPKを前川がストップ。何とか1点差のまま試合を進めることになる。

 そしてこのまま1-0で終わるかと思われた後半43分、FWジェアン・パトリッキとDF木村誠二がエリア内で接触したプレーに対してVARが介入。中村太主審は入念にオン・フィールド・レビューを行い、神戸のPKを決定する。これを大迫がしっかりと決めて、神戸が土壇場で同点に追いつく。得点時間はアディショナルタイム2分。

 ただ結局13分と発表になった後半アディショナルタイム。ドラマはやはりあった。アディショナルタイム10分、左サイドをドリブルで運んだMFアダイウトンがエリア内に入ったところで右足を一戦。ゴール左隅に突き刺す。しかしここで終わらない。神戸はアディショナルタイム14分、MF山口蛍が鮮やかなボレー弾を突き刺した。VARの介入でゴールチェックが行われたが、得点が認められる。最終的にATは18分を超えたところで、試合終了のホイッスルは鳴らされた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

TOP