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J1昇格&J2優勝の町田、観衆1万人超えのホーム最終戦に勝利! パリ世代FW平河悠が決勝弾

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FC町田ゼルビアがホーム最終戦で白星

[10.29 J2第40節 町田 1-0 金沢 Gスタ]

 J2リーグは29日、第40節を各地で行い、FC町田ゼルビアツエーゲン金沢を1-0で破った。すでにクラブ史上初のJ1昇格とJ2優勝が決まっていた中、ホーム最終戦を白星で飾った。

 町田は敵地で行われた前節・熊本戦(○3-0)に勝利し、今季の2位以内が確定。史上初のJ1昇格を決めた。また前日28日には2位の清水が熊本に敗れたため、史上初のJ2優勝も決定。結果とは関係なく優勝セレモニーを行うことが決まった上で、ホーム最終戦に臨んだ。一方の金沢は前節の山形戦(●0-1)に敗れ、降格圏21位以下が確定。来季のJ3降格が濃厚となった中で敵地に乗り込んだ。[スタメン&布陣]

 祝福ムードの町田GIONスタジアムには11,181人の大観衆が詰めかけた中、町田は早々に試合を動かした。前半3分、MF下田北斗からのサイドチェンジを受けたMFバスケス・バイロンが後ろに戻し、DF鈴木準弥がクロスを送ると、相手のクリアミスにFW平河悠が反応。左ポストに当てながらねじ込んだ。

 負傷明けで3試合ぶりの先発となった平河は今季6ゴール目。この日は本職のサイドではなく3-4-2-1の最前線起用となったが、パリ五輪世代期待のアタッカーが新たな持ち場でも結果を出した。

 その後は金沢がボールを握る時間帯も続いたが、町田はDFチャン・ミンギュとDF池田樹雷人を中心とした守備陣が盤石の安定感を見せ、危険なシーンは作らせない。前半26分にはバスケスのクロスからDF太田宏介が惜しいヘディングシュート。今季限りでの現役引退が決まっている太田は同36分にも直接FKでゴールを襲い、健在ぶりを示した。

 なんとか追いつきたい金沢は後半27分、U-22日本代表で京都から期限付き移籍中のFW木村勇大らを投入し、攻撃に勢いを出そうと試みるが、町田の堅守に阻まれてほとんどチャンスを作れない。そのまま試合はタイムアップ。したたかな試合運びを続けた町田がホーム最終戦を白星で飾った。

(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
竹内達也
Text by 竹内達也

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