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神戸が上位争いを制す! 次節にもJ1初優勝決定の可能性…浦和から後半AT同点被弾も、大迫が終了間際の決勝弾

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[11.12 J1第32節 浦和 1-2 神戸 埼玉]

 J1リーグは12日に第32節を行った。3位・浦和レッズと首位・ヴィッセル神戸の対戦は、神戸が2-1で勝利した。残り2試合で2位の横浜F・マリノスとの勝ち点差は「2」のまま。次節・名古屋グランパス戦で神戸が勝利し、横浜FMが引き分け以下の場合、神戸の初優勝が決定する。

 今節を含めて3試合を残し、優勝争いに絡む2チームの直接対決となった。直前の試合で2位の横浜FMが勝利したため、暫定で神戸より勝ち点1差を上回り、勝ち点63の首位に浮上。勝ち点54の浦和は残り3連勝しても勝ち点で越えることが難しく、優勝争いはより厳しい条件となった。

 前半20分、神戸は浦和のゴールを脅かす。FW大迫勇也のパスを受けたMF佐々木大樹がPA右からシュート。しかし、ゴール枠外に外れる。同37分には佐々木が敵陣付近でボールを奪い、折り返しを大迫がシュート。だが、相手守備陣のブロックに遭った。

 浦和も前半40分に決定機。FWホセ・カンテがPA手前で相手をかわしながら左足シュートを放つが、惜しくもゴール枠内を捉えない。前半はスコアレスのまま後半に折り返した。

 後半8分、浦和にアクシデント。MF伊藤敦樹が相手選手の足に引っかかって倒れると、左ひざを抱えてしまう。来週から始まる北中米ワールドカップアジア2次予選の日本代表メンバーにも選出されていたが、プレー続行は不可能に。そのまま担架で運ばれ、MF柴戸海と途中交代となった。

 神戸が堅守を誇る浦和からゴールを奪う。後半27分、MF井出遥也が左サイドを鋭く切り返してクロスを上げると、ファーサイドに流れたボールを今度はDF初瀬亮が右足でクロス。PA左の大迫がヘディングで競り勝つと、再び浮き球で折り返したボールをDFマテウス・トゥーレルがヘディングシュートで叩き込む。敵陣内で4選手が絡む好連係で先制点を奪った。

 浦和は後半アディショナルタイムに意地を見せる。カンテが左サイドから敵陣に入ると、FWブライアン・リンセンとのワンツーから右足シュートを決め切る。1-1と試合を振り出しに戻してみせた。

 だが、終了間際に神戸がロングカウンター。GK西川周作も飛び出した浦和のセットプレーを防ぎ、GK前川黛也がロングフィード。中盤でボールを収めた大迫が無人のゴールにロングシュートを決め、勝ち越しに成功した。

 神戸が2-1で勝利し、2位と勝ち点2差で首位をキープ。敗れた浦和は優勝の可能性が消滅した。
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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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