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横浜FM、連覇への希望つなぐ3連勝!! 暫定首位浮上で神戸に重圧

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FWエウベルが1ゴール1アシスト

[11.12 J1第32節 横浜FM 2-0 C大阪 日産ス]

 J1リーグは12日、第32節を各地で行い、2位の横浜F・マリノスセレッソ大阪に2-0で勝利した。首位のヴィッセル神戸が1時間遅れのキックオフで浦和レッズと対戦している中、現時点の勝ち点で上回って暫定首位に浮上。残り2試合での逆転優勝に希望をつないだ。

 試合前時点で首位の神戸を勝ち点2差で追う横浜FMはDF角田涼太朗が先発に復帰。10月15日のルヴァンカップ第2戦で下顎骨骨折の重傷を負っていたが、ヘッドギアを着けての緊急出場となった。対するC大阪は日本代表DF毎熊晟矢ら主力メンバーが引き続き先発。2012年以降は1敗しかしていない得意の相手のホームに乗り込んだ。

 最初のビッグチャンスは前半8分。C大阪はMF香川真司が中盤で前を向き、MF柴山昌也が中央でつなぐと、MFジョルディ・クルークスがカットインから左足一閃。だが、これはゴールを外れた。一方の横浜FMも同11分、FWヤン・マテウスの折り返しを受けたFW西村拓真が右足を振り抜くも、クロスバーに直撃。いずれも最初の決定機を逃した。

 試合が動いたのは前半41分だった。横浜FMはMF喜田拓也からのパスを受けて左サイドを攻め上がったヤン・マテウスが左足でクロスボールを送ると、反対サイドに走り込んでいたFWエウベルがヘディングで折り返し。これはFWアンデルソン・ロペスに合わなかったが、背後に走り込んでいたヤン・マテウスが頭で押し込んだ。

 さらに前半アディショナルタイム1分、横浜FMは高い位置でボールを奪った角田が素早く縦パスを入れると、これを受けたA・ロペスが前進。相手の守備陣に圧力をかけながら左に展開し、最後はエウベルが右足でネットを揺らした。エウベルは1ゴール1アシスト。シーズン佳境の重要な一戦で大仕事を成し遂げた。

 後半はC大阪がボールを握る時間が増えたが、横浜FMは選手を入れ替えながら冷静に対処し、ほとんど決定機を作らせない。最後はFW宮市亮を左サイドバックに入れるスクランブル布陣で時間を進め、2-0のまま試合終了。横浜FMが悲願の連覇に向け、神戸に重圧をかける大きな勝ち点3を手にした。

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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