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V争う大一番で判定に物議…首位神戸の90+6分劇的決勝弾でオフサイド見逃しか

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FW大迫勇也の決勝ゴールで神戸が勝利していた

 優勝を争う大一番となったJ1第32節の浦和レッズヴィッセル神戸で、後半アディショナルタイムに決まった神戸の決勝ゴールが物議を呼んでいる。神戸はこの一戦で浦和に2-1で勝利し、2位の横浜F・マリノスとの勝ち点差2をキープ。悲願の初優勝に大きく前進していた。

 1-1で迎えた後半アディショナルタイム6分、逆転優勝の望みをつなぐためには勝利が必要となる浦和は敵陣右サイドでFKを獲得すると、GK西川周作をゴール前に上げるパワープレーを敢行。ところがMF中島翔哉のキックが神戸GK前川黛也に奪われると、カウンターを許す形となった。

 これに対し、首位キープのためには同じく勝利が必要だった神戸がつけ込む形となった。前川がパントキックを左サイドに大きく蹴り出すと、攻め残っていたFW大迫勇也がトラップ。無人のゴールにロングシュートを蹴り込み、これが試合を決める決勝ゴールとなった。

 ところが試合後、スタジアム上層席から撮影された動画がSNSに投稿されると、このシーンがオフサイドにあたるのではないかと議論を呼んでいる。

 浦和GK西川はゴール前に上がっており、浦和はDF大畑歩夢だけが自陣に残っていたため、ハーフウェーラインがオフサイドラインにあたるが、前川がパントキックを行う瞬間、大迫はすでに浦和陣内に進入。適切な判定が行われていれば、オフサイドだった可能性が高い。

 またこのシーンではビデオ・アシスタント・レフェリーの介入も行われておらず、ビデオ判定の網目もくぐり抜けた形。オフサイドラインの投影はセンターライン、16mライン、両ゴールライン用のカメラで行われるが、これらを使用できる形で映像が撮影されていなかった可能性がありそうだ。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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