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A代表帰りの細谷が逆転弾もリード守りきれず鳥栖とドロー…柏は17位に転落し最終節へ

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柏レイソルサガン鳥栖は2-2の引き分けに終わった

[11.25 J1第33節 柏 2-2 鳥栖 三協F柏]

 25日、J1第33節が各地で行われ、三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソルサガン鳥栖が対戦。FW富樫敬真の得点で鳥栖が先制するも、FWマテウス・サヴィオとFW細谷真大のゴールで柏が逆転。しかし、FW長沼洋一が試合を振り出しに戻し、勝ち点1を分け合った。

 現在3戦勝ちなし(2分1敗)、残留を決めたい16位の柏だが、主将のDF古賀太陽、DFジエゴ、MF高嶺朋樹の主力3選手が出場停止となり、DF立田悠悟、DF三丸拡、MF仙頭啓矢が先発。W杯2次予選に追加招集されていた細谷もスタメンに名を連ねた。

 同じく3試合勝ちなし(2分1敗)で12位の鳥栖は、前節・横浜FC戦(●1-3)から先発4選手を入れ替え。出場停止明けのDF山崎浩介が復帰したほか、MF手塚康平、富樫がスタメンに並び、拓殖大学在学中でU-22日本代表としてアジア大会を戦ったMF日野翔太が初先発となった。[スタメン&布陣]

 鳥栖は開始30秒足らずでCKを獲得するなど、積極的な入りをすると、手塚が左サイドのスペースに長いボールを入れる。キープしたFW岩崎悠人がドリブルで深い位置まで切り込むと、ゴール前にマイナスのクロスを入れる。仙頭がクリアしようとしたボールが柏ゴールに向かってしまい、GK松本健太が処理するも、こぼれ球を富樫が押し込んで開始4分で鳥栖が先手をとった。

 敵陣でビルドアップをカットしたMF山田雄士がショートカウンターに出ると、逆サイドへクロス。これをマテウス・サヴィオが頭で合わせて、34分に柏が試合を降り出しに戻した。

 勢いに乗る柏は続く38分、仙頭のパスを鳥栖最終ラインの前で受けたマテウス・サヴィオが、最終ラインの背後へスルーパス。裏をとった細谷が左足で流し込み、柏が逆転に成功する。

 1点リードで後半を迎えた柏が立ち上がりはペースをつかんだが、得点は変わらず。先に動いたのは鳥栖。17分に岩崎と日野に代えて、FW横山歩夢とMF西川潤を投入すると、この交代策が奏功する。22分、左サイドの横山のクロスを長沼が頭で合わせて、ゴールネットを揺らす。スコアは2-2となった。

 互いに交代枠を使い総力戦となった終盤、柏はマテウス・サヴィオ、途中出場のMF小屋松知哉で崩し、最後は山田雄がつめたがシュートを打ちきれず。5分におよぶアディショナルタイムでは、CKから立田がヘディングシュートを放ったが、GK朴一圭の好セーブにあってしまう。

 試合は2-2のまま終了。他会場で行われていた18位横浜FC対17位湘南で湘南が勝利したため、柏は17位に。18位横浜FCとは勝ち点3差で迎える最終節では、敵地で名古屋と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
奥山典幸
Text by 奥山典幸

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