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ノルマは1試合1点、ドイツから復帰の新潟・矢野「毎試合チャンスは来る」

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 再起を懸けたシーズンだ。アルビレックス新潟のFW矢野貴章が2日、都内で行われた2012Jリーグキックオフカンファンレスに出席。約1年半ぶりの古巣復帰にも「新しい選手もいっぱいいるし、自分がいたころとは半分ぐらい入れ替わっている。でも、サッカーのスタイル自体は変わらない」と適応に自信を見せた。

 10年8月にフライブルク(ドイツ)に移籍。1年半過ごしたブンデスリーガでは10-11シーズンこそ15試合に出場したが、11-12シーズンは開幕から17試合連続でベンチ外となる屈辱を味わい、クラブから戦力外通告を受けた。

「本当にいい経験をさせてもらった。これからサッカーを続けていくうえでだけでなく、人生を過ごしていくうえで大きな経験だった。(自分の成長が)どういう形で出るのか分からないし、今年出るのかも分からない。プレーを続けていくことで、見ている人に感じ取ってもらえればいい」

 ドイツでの1年半が無駄な時間ではなかったことを証明するためにも、進化した自分自身をサポーターに見せる。「一つでも多くのゴールを取ること、一つでも多くの勝利を目指したい。毎試合、点を取るチャンスは来ると思うし、そこで決められるようにしたい」と、1試合1得点を自らに課していた。

(取材・文 西山紘平)

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