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千葉が天敵撃破でホーム3連勝、U-23代表のルーキー大岩がJ初ゴール含む2発

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[3.25 J2第5節 千葉3-0徳島 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉が3-0の完勝で“天敵”から初めて勝ち点3を奪い、ホーム3連勝を飾った。過去1分3敗の徳島ヴォルティスをホームに迎えての昇格候補同士の直接対決。3発快勝の立役者は、今季中央大から新加入したU-23日本代表DF大岩一貴だ。

 前半16分、MF兵働昭弘のスルーパスに抜け出したFW深井正樹の左足シュートで先制した千葉。その後もゲームを支配すると、同31分にMF伊藤大介の左CKから大岩がヘディングで追加点を奪った。11日の第2節・京都戦(0-2)から右SBで先発に定着している大岩のうれしいプロ初ゴール。「いいボールが来たので、合わせたら入っていた」とおどけた。

 2-0で折り返した後半も千葉が徳島を圧倒する。後半10分には兵働のスルーパスに、初先発となったMFレジナルドが反応。一歩早くGKが先に追いついたが、同17分にも兵働がエリア外から積極的にミドルシュートを狙う。その直後にはDF武田英二郎の左クロスにファーサイドのレジナルドが詰めるが、シュートは枠を外れた。

 防戦一方の徳島は後半39分にMF鈴木達也が右足ミドルを狙うが、ゴール上へ。なかなか攻撃の糸口をつかめず、同40分にダメ押しの3失点目を喫した。

 千葉は中盤のセカンドボールを拾った伊藤が右に展開。パスを受けた大岩はPA外右サイドの角度のない位置から思い切りよく右足を振り抜くと、これが豪快にゴールネットに突き刺さり、3-0と試合を決定づけた。

「今日は思い切ってやろうと決めていた。思い切って打ったら、入ってよかった」。SBながら2得点の活躍で完封勝利に貢献した大岩。3試合連続の無失点で3戦負けなし(2勝1分)となり、首位・湘南との勝ち点差も3に縮まった。「『4月の終わりにはトップ(首位)になっていよう』と監督も言っていた。それに貢献できるようにがんばりたい」。木山隆之新監督を迎え、4シーズンぶりのJ1復帰を目指す新生ジェフ。新戦力もフィットし、攻守がかみ合ってきた。

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