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柏 ネルシーニョ監督&栗澤選手、公式会見のコメント

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 柏レイソルは1日、ナビスコ杯決勝が行われる国立競技場で、決勝前日の練習を行った。練習は冒頭の15分間が報道陣に公開され、ストレッチの後、選手たちは一つの輪になりボール回しを行った。MFレアンドロ・ドミンゲス、DF増嶋竜也が練習に合流していた一方で、DF鈴木大輔、MFキム・チャンス、MF山中亮輔が不在。クラブ関係者は「この日の練習参加メンバーで、明日の決勝も戦います」と明かしており、どのようなメンバーが組まれ、どんな布陣で試合に臨むか、注目が集まる。

 練習後に行われた公式会見には、ネルシーニョ監督とMF栗澤僚一が出席し、今年元日の天皇杯決勝以来となる国立での戴冠へ、意気込みを語った。

 以下、ネルシーニョ監督、栗澤選手コメント

ネルシーニョ監督
「コンニチハ。日本サッカー界にとっても、ナビスコのファイナルという大事な局面だと思います。そこに勝ち上がってきた2チーム、柏レイソル、浦和レッズは実力的にも、勝ち上がり方も、良い状態にあります。相手の力もさることながら、我々も良い準備をしています。明日のゲームは拮抗した、技術的にも競り合ったファンタスティックな内容になると確信しています。どちらが勝ってもおかしくない戦いを望んでいます。明日のゲームを楽しみにしていらっしゃるみなさまが、心から興奮できるゲームに、両チームでしていきたいと思います」

―国立でのナビスコ杯決勝は、改修前、最後になるが?
「私は日本での11年の間に、ここで何度も試合をしました。非常に感慨深い、好きなスタジアムであります。大きな喜びもありましたし、悔しい、悲しい思いもしましたが、すべてが良い思い出として残っています。そういう意味では明日の試合も悔いのないように戦って、また素晴らしい国立に生まれ変わることを期待しております」

―相手のストロングポイントは?
「ファイナルに来るまでも難しいですが、ファイナルを戦い、目的を達成することはさらに難しいことです。そういう面では、いつも以上にアラートに試合に臨もうと、ずっと話しています。もちろん明日の相手は、非常に隙のないエクセレントなチーム。技術面でも、戦術面でも、非常に競い合ったビッグゲームになると思っていますし、みなさんが想像しているように、お互いにチャンスはあると思います。その中で私は自分のチームに『つくり出したチャンスを無駄にしてはいけない』『決勝に来たタイトルを獲るチャンスを無駄にしてはいけない』。こういうことを強く求めています。浦和も、同じ覚悟で臨んでくる力のあるチームです。ですから、お互いの覚悟がぶつかり合う、良いゲームになると思います」

―出場停止の選手がいて、前回リーグ戦では浦和にここで負けているが?
「チームの指揮官として、選手全員に気を配ることを日々、怠ってはいけないですし、それは大事なことだと思っています。そういうふうに、この4年、5年、彼らと準備をしてきたつもりです。いつ出番がくるか選手たちは分かっていません。いきなり出番がくるものと理解して準備をしてくれています。そうやってチームとして解決してきた経験が、私たちにはあります。ですから明日のファイナルは私を含めて、選手全員が落ち着いて臨める心境にあるでしょう。同じ状況で、われわれは天皇杯でも結果を残し、タイトルを勝ち取りました。その経験もありますので、明日も変わらず、私は自分の選手たちを信じます」

●MF栗澤僚一
「こんにちは。明日の決勝戦に懸ける選手全員のモチベーションは非常に高いので、優勝をすることだけを考えて、勝利に値するプレーを見せたいと思います」

―国立でのナビスコ杯決勝は、改修前、最後になるが?
「選手としては、本当に素晴らしいスタジアムなので。選手として、ここでやれる幸せを感じながら、全力でプレーしたいと思っています」

(取材・文 河合拓)
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