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20歳FW樺山諒乃介が終了間際に決勝弾!! ルヴァン未勝利対決は鳥栖に軍配、磐田は3連敗

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DFアンソニー・アクムが先制ゴール(写真右)

[4.5 ルヴァン杯A組第3節 磐田 1-2 鳥栖 ヤマハ]

 ルヴァンカップは5日、グループリーグ第3節を各地で行い、サガン鳥栖ジュビロ磐田を2-1で破った。鳥栖は今季初白星。昨季J1所属のためJ2から参戦中の磐田はこれで3連敗となった。

 両チームともに先発を大きく入れ替えて臨んだ一戦。前半6分、先手を取ったのは鳥栖だった。MF手塚康平の右CKがゴール前に送り込まれると、中央に飛び込んだDFアンソニー・アクムが強烈なヘディングシュート。ケニア出身MFのJリーグ公式戦初ゴールが貴重な先制点となった。

 ゴールの直後にはケニア代表の元柏レイソルFWマイケル・オルンガ(アル・ドゥハイル)が公式Twitterを更新。「代表チームの休憩中に話し合ったように、私のスコアリングのヒントを使用してよかったです」と冗談混じりに伝え、Jリーグ得点王のゴールセンスも活きていたことをほのめかした。

 磐田は磐田U-18出身で19歳のMF藤原健介の直接FK、静岡学園高出身19歳のMF古川陽介のドリブル突破でチャンスを作るが、なかなかゴールには至らない。同34分には左サイドを攻め上がったDF小川大貴のクロスに古川が頭で合わせたが、惜しくも枠を外れた。

 それでも後半は磐田が一方的に優勢を保つと、17歳ながらプロ契約をかわしている途中出場のFW後藤啓介を活かして猛攻を展開。すると後半36分、右サイドでサイドチェンジを受けた小川が強烈な左足ミドルシュートを突き刺し、同点に追いついた。

 それでも後半41分、最後は鳥栖が勝ち切った。左サイドで手塚のスルーパスを受けたMF堀米勇輝のクロスがファーサイドに通ると、合わせたのは20歳のFW樺山諒乃介。右足ダイレクトでゴールにねじ込み、劣勢が続いた中でも途中出場コンビでゴールを陥れた。

 磐田は終了間際、磐田U-18在籍中で17歳のMF舩橋京汰を投入し、これがJリーグデビュー。だが、この起用を勝利につなげることはできず、これで公式戦2連敗、ルヴァン杯では3連敗となった。

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