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浦和ユースMF早川隼平が17歳4か月でトップデビュー「この歳で出たことは、自分のものになっている」

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MF早川隼平がトップチームデビュー

[4.5 ルヴァン杯GL第3節 川崎F 0-0 浦和 等々力]

 17歳4か月でのトップチームデビューとなった。浦和レッズは後半31分に浦和ユースの高校3年生MF早川隼平を投入。「世界的に見たら、遅いほうに入る可能性も全然ある」と謙虚ながらも「この歳で出られたということは、自分のものに何かしらにはなっている。本当にうれしいというのが一番です」と喜びを語った。

 いまだルヴァン杯未勝利が続くものの、マチェイ・スコルジャ監督は若手を積極起用。早川を後半31分に出場させ、今季トップ昇格のMF堀内陽太も同41分に投入した。試合後の会見では「アルヒラルとのACLの決勝を考えた上で、今日の試合でパフォーマンスを見るいい機会にすることができた」と手応えを語る。「その中で、非常に能力が高い隼平、陽太のような選手がいた。戦う部分も、スキルも見せることができた。浦和の将来を担うことができる選手だと思いました」と称えた。

 早川は短い時間で右サイドハーフやトップ下でプレー。両ポジションでも違和感はないようで「ゴールもだけど、アシストも好き。真ん中は右、左、前線の選手、全員に出せるポジション。サイドも好きですし、真ん中でも変わりなくやれるかなと思います」と自信をのぞかせる。

 昨シーズンは開幕当初にコンディション不良の選手が続出したため、早川は2度メンバー入り。出場はなくベンチのみだったが、トップチームの雰囲気を味わった。だからこそ、今節は「きょう新たに感じるというよりかは、自分のことに集中できた」と余裕も。練習でのトップチーム参加も増え、順応が進んだ中でのデビューに「試合に集中できた」と手応えを口にした。

 次戦からはさらなる活躍を目指す。フィジカル面はすぐに変えることはできない。だが「一つひとつのポジショニングとか、ボールを持ったときにどこを見るとか、今すぐにでも変えていける」と成長意欲は高い。「そういうところは明日から変えられると思います」。トップチームの一員として、気持ちの変化を垣間見せた。

(取材・文 石川祐介)
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