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ベストイレブンに優勝の空自3補から熊谷選手兼監督ら最多4名:全国自衛隊サッカー大会

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 全国の自衛隊基地・駐屯地で活動するサッカーチームの日本一決定戦「第47回全国自衛隊サッカー大会」は、28日に西が丘サッカー場で決勝戦と3位決定戦を行い、航空自衛隊入間基地第3補給処の初優勝で幕を閉じた。準優勝は、海上自衛隊厚木基地ANFC(通称:厚木なかよし)。3位決定戦は、海上自衛隊下総・館山基地がPK戦の末に海上自衛隊厚木基地マーカスを下して銅メダルに輝き、次回の全国大会シード権を獲得した。また、海自下総・館山基地はフェアプレー賞も受賞した。

 全試合終了後に表彰式が行われ、大会ベストイレブンが発表された。以下、受賞者11名のコメント。


●GK國井傑1士(海自下総、黒羽高校出身)
「教育隊を卒業して初めて出場した大会なので、選出は意外だったし、ビックリした。自分がもらっていいのかなという気持ちが大きい。ただ、賞をいただいたので、来年は自信を持って無失点で勝てるように頑張りたい」

●DF三富健志3曹(海自下総、士気高校出身)
「ベストイレブン選出は、チームのみんなのおかげ。これから先もまた選ばれるように、来年の全自に向けて努力していきたいと思う」

●DF松本誠吾3曹(海自厚木ANFC、向上高校出身)
「賞をいただいて、ありがたいという気持ち。決勝戦のゴールは入れという気持ちだけだった。大会の感想としては負けたので悔しい。内容は関係なく、負けは負け。今後どんなメンバーになっても、このメンバーの気持ちを引き継いで上へ上へとやっていければいいと思う」

●DF園田智也士長(海自厚木ANFC、鹿児島実業高校出身)
「選出にはビックリした。決勝だけは(本来の)DFだったけど、それまでトップ下で出場していたので緊張した大会だった。チームとしては、徐々に成績が上がってきているので、来年は優勝を目指して頑張りたい」

●DF山本雄也士長(空自3補、浦和東高校出身)
「前々回はベストイレブンを狙っていて取れたが、今大会は個人プレーのような気持ではなく、チーム一丸で優勝を取りたいという気持ちしかなかった。今後は2連覇を狙っていきたい」

●MF工藤隼人1士(海自厚木マーカス、神奈川大学出身)
「評価されたことは嬉しいし、またもらえるように努力したい。ただ、自分にとって最初の全自で優勝できなかったことが本当に悔しい。来年は絶対に優勝する」

●MF熊谷哲平2曹(空自3補、大東文化大学出身)
「自分はベストイレブンに値する選手じゃないと思っているけれど、(チームの一員として)自分の色を出すためにみんなを動かした結果かなと思う。(監督としては)ほかの選手がもらった方が良かったかなという気持ちがある」

●MF小倉一起3曹(海自厚木ANFC、秦野南ヶ丘高校出身)
「決勝戦しか納得のいくプレーができなかったので、チーム(の成績)で取らせてもらった賞かなと思う。全自に限らず、神奈川県リーグも大事に、一歩一歩進んで次の大会につなげたい」

●FW真木基希1士(空自3補、米子北高校出身)
「決勝戦では個人として仕事をすることはできなかった。優勝できたのは、みんなのおかげ。まさかベストイレブンに選ばれるとは思っていなかった。多くの点を取れたのもみんなのおかげ。自分自身は(チームでの活動は)1年目だし、ここで満足することなく、これからも取り続けていきたい」

●FW小木曽真悟士長(空自3補、武蔵越生高校出身)
「決勝戦は、守備陣が頑張ったからこそ勝てた試合。ベストイレブン選出は嬉しくないと言ったら語弊があるけど、守備陣の方が適任者がいたように思う。ただ、得点を取ってその試合で勝つことができたから選ばれたのかなと思うし、試合における自分の役割を果たせたという気持ちはある」

●FW須田浩章3曹(海自厚木マーカス、神奈川大学出身)
「連覇を逃して悔しいが、この経験をバネに来年こそは絶対に優勝をもぎ取りたい。ベストイレブンは、一生懸命にやった結果。ただ、それだけだと思う。一生懸命やることを今後も積み重ねて、来年は優勝したい」

(取材・文 平野貴也)

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