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開始44秒で失点したシティ、苦しみながらもホッフェンハイムを下して今季CL初勝利

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ダビド・シルバが決勝点

[10.2 欧州CLグループリーグ第2節 ホッフェンハイム1-2マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日、グループリーグ第2節1日目を行った。F組のマンチェスター・シティ(イングランド)は敵地でホッフェンハイム(ドイツ)と対戦し、2-1で勝利した。

 9月19日に行われたホームでのリヨン(フランス)戦を1-2で落とし、黒星発進となったシティ。29日のプレミアリーグ第7節ブライトン戦(2-0)から2人を変更し、DFビンセント・コンパニとMFイルカイ・ギュンドアンが先発起用された。一方、31歳ユリアン・ナーゲルスマン監督が率いる初出場ホッフェンハイムは、初戦のシャフタール戦を2-2で引き分け、ホームで初勝利を狙いに行った。

 試合はキックオフ直後に動いた。今季ブンデスリーガで2勝1分3敗と苦戦しているホッフェンハイムは、右サイドのスローインからパスをつないでMFケレム・デミルバイがスルーパス。抜け出したFWイシャク・ベルフォディルが左足シュートを流し込み、ホッフェンハイムが先制に成功した。データサイト『オプタ』によると、開始44秒でのゴールだったようだ。

 開始1分も満たない失点となったシティだが、ポゼッション率を徐々に高めていくと、すぐさま同点に追いついた。前半7分、敵陣中央でボールを受けたMFダビド・シルバが反転からPA左へスルーパス。MFレロイ・サネはシュートも打てる場面だったが横パスを選択すると、ゴール前に走り込んだFWセルヒオ・アグエロが左足シュートを決め、試合を振り出しに戻した。

 さらにシティは前半15分、FWラヒーム・スターリングが持ち前のスピードで裏に抜け出し、GKと1対1の状況から左足を振り抜くが、GKオリバー・バウマンのファインセーブに阻まれる。33分には、左サイドからD・シルバとのワンツーで中央に切れ込んだサネが細かいタッチで突破を図り、こぼれたボールをアグエロが右足ボレーで狙うも枠を捉えきれなかった。

 前半はポゼッション率68%、パス成功率は80%でシュート8本(枠内3本)を放ったが1点にとどまったシティ。DFエメリク・ラポルトの不用意なバックパスからピンチを招くなど、安定感を欠く前半となった。後半もなかなかゴールネットを揺らすことができず、ホッフェンハイムの守備を崩し切るところまでには至らない。

 シティは後半19分、DFニコラス・オタメンディに代えてDFジョン・ストーンズを投入。最終ラインを4バックから3バックに変更し、ストーンズを中盤の底に入れた。しかし、23分にアクシデント発生。ギュンドガンが右腿裏を痛めてピッチに座れ込み、MFベルナルド・シウバとの交代を余儀なくされた。28分には、抜け出したサネがGKバウマンに倒されたように見えたが、主審の笛は鳴らなかった。

 主審への判定に苛立ちをみせるシティは後半30分、最後の交代カードでスターリングを下げ、MFリヤド・マフレズを送り込む。しかし、両サイド幅広くピッチを使い、圧倒的に攻め込みながらもホッフェンハイムの集中した守りを前に1点が遠い。それでもプレミア王者が最後の最後で意地をみせた。

 シティは後半42分、左サイドからB・シウバが左足でクロスを供給。これはDFシュテファン・ポシュにカットされたが、ファーストタッチを狙っていたD・シルバがボールを奪い、そのまま左足シュートを決め、ついに逆転に成功した。試合はそのまま2-1でタイムアップ。シティが苦しみながらも今季欧州CLで初勝利を飾った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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