[4.11 欧州CL準々決勝第1戦 ベンフィカ0-2インテル]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝第1戦で、インテル(イタリア)がアウェーでベンフィカ(ポルトガル)を2-0で下した。ホームとアウェーを入れ替えた第2戦は、19日に行う。

　最多となる3チームがベスト8に勝ち上がりを決めているイタリア勢。ミランとナポリは準々決勝で激突することになったが、12シーズンぶりの準々決勝を戦うインテルの相手はベンフィカとなった。

　両チームとも慎重に立ち上がったゲームで前半は動きなく折り返すことになるが、後半に入るとインテルが先制点を奪うことに成功する。後半6分、左サイドを持ち上がったDFアレッサンドロ・バストーニのクロスがMFニコロ・バレッラの頭にピタリ。先制点を決めれば今大会4戦4勝のインテルがスコアを動かした。

　ベンフィカも先制された直後にゴール前で混戦を作るなど決定機を迎えたが、ホームのファンの前で歓喜の瞬間を作ることは出来ない。逆に後半33分、DFデンゼル・ダンフリースに許した連続シュートは何度か防ぐが、直後のプレーでMFジョアン・マリオがハンドの判定を受ける。

　主審によるオンフィールドレビューを経て、インテルにPKが与えられると、これをFWロメロ・ルカクがしっかりと蹴り込んで、リードを2点に広げる。後半アディショナルタイムにカウンターからピンチを迎えたインテルだが、FWゴンサロ・ラモスのシュートをGKアンドレ・オナナがストップ。2-0で試合を終わらせたインテルが、優勝した2009-10シーズン以来となるベスト4進出に王手をかけた。

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