バイエルンは11日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝第1戦でマンチェスター・シティのホームに乗り込む。トーマス・トゥヘル監督の前日会見でのコメントをアメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えた。

　トゥヘル監督はユリアン・ナーゲルスマン前監督の後任として、3月24日にバイエルンの指揮官に就任。DFBポカールこそ準々決勝で敗退したが、ブンデスリーガでは初陣から2連勝を収めている。

　指揮官はバイエルンを率いてから初の欧州CLに向け、眠れない夜を過ごしていると打ち明けた。

「眠れることを祈っている。最高の準備は睡眠だが、なかなか寝付けないこともある。今日は眠れないから早めに練習場に行ったんだ」

　バイエルンは2019-20シーズンに6度目のビッグイヤー獲得を果たし、現在ブンデスリーガで首位。それでもトゥヘル監督は、シティが優勝候補だと考えているようだ。

「マン・シティの戦い方は比較的明確だ。ペップ(・グアルディオラ監督)が6、7年前からいるのだからね。彼らは現在、欧州サッカーの最高レベルにいる。彼らこそ金字塔であり、絶好調だ」

　指揮官は「もしかしたら、我々は少し劣勢に立たされるかもしれない」と試合を展望しつつ、「だが、それは問題ない。自信を持ちながら最高の状態で臨む必要がある」と力を込めた。

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