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古橋亨梧が欧州CL初ゴールもセルティック2連敗…大会史上初の日本人4人先発試合はラツィオが劇的逆転勝利

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FW古橋亨梧が初ゴール

[10.4 欧州CLグループE第2節 セルティック 1-2 ラツィオ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4日、グループリーグ第2節を行い、ラツィオ(イタリア)がセルティック(スコットランド)を2-1で破った。ラツィオではMF鎌田大地、セルティックではFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央と大会史上初めて日本人4選手が同時に先発出場した中、古橋が前半12分に欧州CL初ゴールを記録。それでも前半のうちに追いついたラツィオが後半アディショナルタイム6分に劇的な決勝点を奪い、勝ち点3をもぎ取った。

 日本人所属クラブ同士の欧州CLグループリーグ第2節。4-3-3のセルティックでは古橋が前線中央、前田が右ウイング、旗手が右インサイドハーフ、同じく4-3-3のラツィオでは鎌田が右インサイドハーフで先発した。2001年に当時アーセナル所属だったMF稲本潤一が日本人として初めて出場して約22年、史上初めて4人同時に先発した。

 試合は立ち上がりからセルティックがボールを握った中、前半12分にスコアが動いた。セルティックはDFアリスター・ジョンストンからのパスを前田が右サイドで受けると、カットインから中央にパス。これを受けたMFマット・オライリーがワンタッチでスルーパスを送り、抜け出した古橋がGKイバン・プロベデルの股を抜くシュートを流し込んだ。

 古橋にとってはこれが欧州CLでの記念すべき初ゴール。昨季の大会で初出場を果たしながらも全6試合ノーゴールに終わっており、昨季のスコットランド得点王という栄誉を経て、今大会2試合目、通算8試合目で待望の結果を出した。

 前半19分にはセルティックにアクシデント。旗手がDFエルセイド・ヒサイに顔面を打たれるような形となり、眼球が真っ赤に腫れた状態でになっていた。それでも旗手は冷静にピッチに立ち続け、前田の決定機などを演出。痛みを感じさせないプレーを続けていた。

 ところが前半29分、ラツィオがセットプレーから同点に追いついた。右CKに反応したMFマティアス・ベシーノのヘディングシュートは不発に終わり、セルティックDFにクリアされたが、跳ね返りをDFアレッシオ・ロマニョーリが折り返しのヘディング。このボールに頭で合わせたベシーノが強引にねじ込み、ボールはゴールラインを越えた。

 そのまま1-1で後半へ。セルティックは13分、左からカットインしたFWヤン・ヒョンジュンが鎌田に倒され、ゴール左斜め前でFKを獲得。味方が軽く触って変化をつけたボールを旗手が狙ったが、これはGKプロベデルに阻まれ、跳ね返りに詰めようとした前田もシュートには至らなかった。同27分には旗手がピッチを退いた。

 セルティックは後半37分、右サイドからの鋭いパスがペナルティエリア内に入ると、前田が戻りながらのアプローチでボールをそらし、ファーサイドで待っていたFWルイス・パルマが右足一閃。ニアポスト脇に突き刺し、パルマはユニフォームを脱いで歓喜を爆発させた。だが、前田が触れた時点でパルマはオフサイド。ゴールは認められず、イエローカードだけが残った。

 後半41分には古橋もピッチを退き、そのまま試合はアディショナルタイムへ。すると最後にドラマが待っていた。ラツィオは後半アディショナルタイム5分、右サイドを攻め上がったMFマテオ・グエンドゥジがクロスを送ると、MFペドロが高い打点のヘディングシュート。ファーポスト脇に押し込み、土壇場の決勝ゴールで劇的な逆転勝利を収めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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