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古橋CL2戦連発!前田初アシストも…旗手負傷交代のセルティック、10人のA・マドリーとドローでGL突破厳しく

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FW古橋亨梧が先制ゴール

[10.25 欧州CLグループE第3節 セルティック 2-2 A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は25日、グループリーグ第3節を各地で行い、セルティック(スコットランド)がアトレティコ・マドリー(スペイン)と2-2で引き分けた。FW古橋亨梧がCL2試合連発で先制点を奪い、FW前田大然のCL初アシストで追加点を記録したが、2017年以来の勝利には届かなかった。

 ここまで2連敗のセルティックと1勝1分のA・マドリーによる一戦。セルティックは古橋が1トップ、前田が右ウイング、MF旗手怜央がインサイドハーフで先発し、DF岩田智輝はベンチスタートとなった。

 試合は前半4分、セルティックがさっそく先手を取った。古橋のポストプレーを起点に攻撃を組み立てると、パス回しから再び古橋が右に流れてボールに関与。そこからMFマット・オライリーとのワンツーでペナルティエリア内に走り込み、最後は左足ワンタッチでGKヤン・オブラクとの1対1を制した。

 古橋は今月4日に行われた第2節のラツィオ戦(●1-2)で欧州CL初ゴールを決めており、これで2試合連続ゴール。堅守で知られるスペインの強豪の牙城を破った。

 ところがその直後、セルティックはアクシデントに襲われた。相手のキックオフ直後、旗手が右ハムストリングを押さえてピッチに座り込み、プレーを中止。MFパウロ・ベルナルドが急ピッチで準備した。前半7分、旗手は手で顔を覆い、ブレンダン・ロジャース監督に励まされながらピッチを後にした。

 その後もセルティックが試合を優位に進めていたが、前半23分、A・マドリーはDFナウエル・モリーナがMFロドリゴ・デ・パウルとのワンツーでペナルティエリア内に侵入すると、DFグレッグ・テイラーのファウルを受けてPKを獲得。FWアントワーヌ・グリーズマンのキックはセルティックGKジョー・ハートが止めたが、跳ね返りをグリーズマンが押し込み、同点に追いついた。

 それでも前半28分、セルティックはテイラーの浮き球スルーパスから前田が左サイドを抜け出すと、深い位置から左足でクロスボールを配球。ニアサイドの古橋には合わなかったが、ファーのMFルイス・パルマに渡ると、パルマは角度のないところから右足一閃。強烈なシュートが左ポストに当たり、ゴールに吸い込まれた。前田はこれが欧州CL初アシストとなった。

 セルティックはそのまま1点リードで後半へ。ところがA・マドリーがDFハビ・ガランとMFサウール・ニゲスに代わってMFロドリゴ・リケルメとMFマルコス・ジョレンテを入れると戦況は一変、一方的に攻める時間が続く。

 そして後半8分、A・マドリーはM・ジョレンテがドリブルで右サイドを攻め上がると、クロスボールをゴール前に入れ、ファーサイドに飛び込んだFWアルバロ・モラタがヘディングシュート。巧みにコースを狙ったボールがゴールマウスに吸い込まれ、再び試合が振り出しに戻った。

 そこからセルティックは防戦一方。何度か前田が背後に抜け出す場面を作るも、急いで上げたクロスが味方に合わず、攻撃は単発に終わってしまう。ロジャース監督は後半35分、古橋に代わってMFジェームズ・フォレストを投入して前田を最前線に回し、堅守からのカウンター狙いに舵を切った。

 一方、猛攻を仕掛けるA・マドリーは後半37分、中盤での競り合いからデ・パウルがスライディングタックルを見せ、2枚目のイエローカードで退場。セルティックが数的優位に立った。

 それでもセルティックは守りを固めてきた相手を崩せず、そのままタイムアップ。今大会初の勝ち点を記録したが、勝利には届かず、前半戦1分2敗でグループリーグ突破は厳しい状況となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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