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[EL]酒井のミスから決勝点献上…シュツットガルトは敗戦も2位で決勝T進出

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 ヨーロッパリーグ(EL)は6日、各地でグループリーグ第6節を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルト(ドイツ)はホームでモルデ(ノルウェー)と対戦し、0-1で敗れた。岡崎、酒井ともに先発出場したが、無得点の零封負け。勝ち点を伸ばすことはできなかったが、E組もう1試合のコペンハーゲン(デンマーク)対ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)が引き分けに終わったため、2位の座を守り、決勝トーナメント進出を決めた。

 再三のチャンスを生かせなかった。シュツットガルトは前半39分、敵陣内で相手のパスミスを奪ったFWイビセビッチからMFハルニクにラストパスが通り、決定機を迎えたが、ハルニクのシュートはGKに弾かれる。直後には酒井の右クロスに岡崎がヘディングで合わせたが、GKの正面に飛んだ。

 すると前半ロスタイム、MFトラオレの右FKのセカンドボールを酒井がPA外から左足ダイレクトボレーで狙ったが、キックミスでボールは真横に飛んでしまう。これを奪われ、モルデが一気のカウンター。そのままFWアンガンに先制点を決められた。

 後半、必死の反撃に出るシュツットガルトだが、ゴールが遠い。後半2分、トラオレの左クロスに岡崎が競り合い、イビセビッチがシュートを狙ったこぼれ球を岡崎がシュート。しかし、これは枠を捉えられず、同17分には酒井の右クロスからハルニクが狙ったが、GKのセーブに阻まれた。

 後半24分、右サイドから仕掛けた岡崎が横に流し、イビセビッチがスルーしたボールをハルニクが左足でシュートを打ったが、またもGKが好セーブ。岡崎は同25分に交代。シュツットガルトはその後もモルデを攻め立てたが、最後のところで攻撃がかみ合わず、結局、0-1の零封負けを喫した。

 すでにグループリーグ敗退の決まっていたモルデにまさかの不覚を取ったシュツットガルトは勝ち点8から伸ばすことはできなかったが、3位コペンハーゲンと首位ステアウア・ブカレストの一戦が引き分けに終わったため、コペンハーゲンと勝ち点8で並ぶと、直接対決の成績で上回り、2位を死守。からくも決勝トーナメント進出を決めた。


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