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[EL]公式戦5試合ぶり先発の細貝、「結果が出なかったことが残念」

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 ヨーロッパリーグ(EL)は14日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、MF細貝萌の所属するレバークーゼン(ドイツ)はホームでベンフィカ(ポルトガル)と対戦し、0-1で敗れた。細貝は右SBで公式戦5試合ぶりの先発となったが、後半37分に交代。「90分通してプレーできなかったし、チームの結果が出なかったことが残念」と唇をかんだ。

 昨年12月15日のハンブルガーSV戦(3-0)以来となる右SBで先発した細貝。「練習で右をやっていたので、なんとなく予感はあった」。チームではなかなか本職のボランチでプレーする機会が与えられず、練習でもSBに入ることが多い。それでもチャンスが与えられれば、チームの勝利に貢献しようと懸命にプレーするだけだ。「自分は生かされるタイプだし、派手なプレーもできない。ピッチに立ったときに、チームが結果を残すことが自分の評価にもつながる」。だからこそ、チームが敗れたことが何よりも悔しかった。

 前半11分にはMFロルフェスのスルーパスから右サイドを駆け上がり、アーリークロス。積極的に高い位置に進出し、クロスボールからチャンスを演出した。しかし、後半はなかなか攻撃参加のタイミングをつかめず。「前半は高い位置で何度かもらえたけど、後半はボールに触る回数が減った。(後半37分の)交代の前は長い時間、ボールに触れていなかったし、厳しいかなと感じていた」。消化不良のままベンチに下がった。

 アウェーで引き気味な戦い方をしてきたベンフィカを最後まで攻めあぐねたレバークーゼン。ホームでの第1戦を0-1で落とす厳しい結果となった。「状況は厳しいけど、アウェーの試合が残っている。そこで結果を残せば、先につながるし、チャンスはある」。細貝は上を向き、21日の第2戦へ気持ちを切り替えていた。

(取材・文 西山紘平)

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