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久保建英がマンU相手にチャンスメーク連発!! ソシエダ、敵地EL開幕戦で白星スタート

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MF久保建英がオールドトラッフォードで躍動した

[9.8 ELグループE第1節 マンチェスター・U 0-1 ソシエダ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は8日、グループリーグ第1節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を0-1で破った。久保は4-3-1-2の2トップの一角で公式戦2試合ぶりに先発出場。左ウイングにポジションを移した後半に鋭い突破で何度もチャンスメークし、敵地での強敵撃破に大きく貢献した。

 試合は前半2分、さっそく久保が魅せた。左サイドでMFカゼミーロのプレッシングをかわし、FWアントニーもかわして深い位置まで持ち込み、ファウルを獲得した。その後もソシエダがボールを握ったが、優勢を保ったのはマンチェスター・U。ミドルゾーンの守備ブロックでソシエダのポゼッションを制限し、鋭いカウンターで攻撃を仕掛けた。

 そうして迎えた前半14分、マンチェスター・Uに決定機。DFディオゴ・ダロトのパスをソシエダDFホン・パチェコがクリアしきれず裏に流れ、FWクリスティアーノ・ロナウドがゴール前に飛び出した。だが、ソシエダもDFアリツ・エルストンドとDFアンドニ・ゴロサベルがなんとか戻り、ピンチを阻んだ。

 マンチェスター・Uはその後もC・ロナウドにボールを集める形で攻撃を組み立て、MFアンソニー・エランガも鋭い突破を見せる。前半25分にはMFクリスティアン・エリクセンからC・ロナウドに鋭いパスが入るも、トラップが浮いてシュートに至らない。同27分には左サイドに開いた久保が立て続けにボールを引き出し、DFアイエン・ムニョスとのいい連係を見せた。

 ソシエダは前半31分、自陣でセカンドボールを拾った久保がドリブルで長い距離を持ち上がるも、ダブルタッチのコントロールが乱れてDFハリー・マグワイアをかわしきれない。マンチェスター・Uは同36分、D・ダロトのクロスにC・ロナウドが反応し、ヘディングシュートがクロスバーに当たってゴールラインを割るも、オフサイドでゴールは認められず、0-0のままハーフタイムを迎えた。

 マンチェスター・Uは後半開始時、エリクセンとD・ダロトに代わってMFブルーノ・フェルナンデスとDFリサンドロ・マルティネスを投入。ソシエダはFWウマル・サディクを下げてFWアレクサンデル・セルロートをいれた。立ち上がりはマンチェスター・Uが一方的に支配。右サイドに開いたB・フェルナンデスからのクロスからのヘディング、ミドルシュートでC・ロナウドが立て続けに見せ場をつくったが、いずれも枠を捉えられなかった。

 するとソシエダは4-3-3気味にシステムを変え、左ウイングに回った久保が次々に見せ場を作って流れを変えた。まずは後半8分、MFダビド・シルバのボールキープから左サイドを攻め上がり、素晴らしい精度のクロスをA・セルロートへ。ヘディングシュートは枠を捉えられなかったが、同11分にも左サイドを突破し、今度は低いクロスでゴール前を横断させ、L・マルティネスを強襲した。

 するとソシエダはこれで獲得した右CKから試合を動かした。後半12分、今度は右サイドに流れた久保がニアサイドに折り返しのパスを配給すると、これを受けたD・シルバが左足でシュート。これがL・マルティネスの腕に当たってPKを獲得した。腕は畳まれており際どい判定だったが、VARチェックを経ても判定は変わらず。キッカーのMFブライス・メンデスが左足シュートをゴール右に沈め、先制に成功した。

 先制後もソシエダの勢いは落ちず、後半18分にはまたしても左サイドを攻め上がった久保が無回転シュートでGKダビド・デ・ヘアを強襲。オールド・トラッフォードで躍動する姿を見せるけた。同33分、イマノル・アルグアシル監督は久保に代わってMFアンヘル・バレネチェアを投入。久保は78分間のプレータイムで終えた。

 終盤はマンチェスター・Uのパワフルな攻撃が何度もゴールを襲ったが、なんとか守り切ったソシエダ。クラブ史上初めてマンチェスター・Uを破り、敵地で値千金の勝ち点3を獲得した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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