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城西国際大、明海大戦後の監督・選手コメント

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[9.8 千葉県大学リーグ1部秋期第1節 城西国際大1-3明海大明 海大G]

 平成25年度千葉県大学サッカーリーグ 1部は8日、秋期リーグ第1節が行われ、春期を3位で折り返した城西国際大は首位・明海大に1-3で敗れた。

以下、試合後の城西国際大・小山監督、選手コメント

小山哲司監督
―球際の弱さが目立ち、アグレッシブさに欠いた試合のようにも映った
「これが今の、ウチのチームの現実です。フィジカルの弱さ、球際の弱さ。それはこれからの課題です。アグレッシブさがない訳ではないけれど、出しきれない」

―フィジカル差はこれまでもあったはずだが
「コンディションが悪いわけではないと思う。入れ込み過ぎて悪かったのか、これは分からないから選手に聞いてみたい。初戦なのに負けて泣いている選手もいたし、やらなきゃ、っていうのはあったけど、良い方に出ていなかった」

―自陣PAでインターセプトされた2点目の失点シーンなど判断の遅さと同時に高校生感覚でやってしまっているようなプレーもあった
「まず、やられる前にああいうプレーをしてはいけない。シンプルに蹴れる時につながなければ。でも判断が遅くて、周りのサポートも遅い。結局、もう1回ボールを持ってしまって奪われてしまう。本人も感じていると思うけれど、2点目がきつかった」

―確かに2点目の失点が勝敗のポイントになった
「1点なら問題ないと思っていた。(勝負どころで)2枚一緒に代えようと思っていた。でも2点目のあと、3点目もすぐに取られてしまった。これで完全にゲームプランが崩れてしまった」

―全体的にやりきれず、フラストレーションがたまるような試合だった
「3点取られているのに開き直れていない。ただ、最初の15分に2点くらい取るチャンスはあったのに決めきれない。キレイ事じゃすまない」

―優勝も厳しい状況になった
「何があるか分からないから、やるしかない。やられたことはしょうがない。選手も学んだと思う」

●DF重行拓也(2年=広島ユース)
「入りは悪く無いと思った。チャンスも結構作れていた。でも、そこで点を取れないというのが今の自分たちの実力だし、ミス1本で失点してからそれまでしていたサッカーができなくなってしまうというのも今の自分たちの実力。そういうところから積み上げていかないと、関東に上がることは難しいし、千葉も勝てない」

―1点目のシーンはミスで取られて振り回されてしまった
「ボールの失い方が悪かった。高い位置で相手にボールを奪われてしまうと、ああいうふうにスペースを与えてしまう。数的不利をつくられていたので抑えるのは難しかったけれど、そこで守れるチームじゃないと上には行けないと思う」

―相手と年齢差がある分、コンタクトで負けている
「セカンドボールとか、ディフェンスで弾いたボールとか五分五分のボールを相手に拾われたりすると、やっぱりキツイし、ラインも下がってしまうので、そういうところでもっと相手よりもいい準備をしていかなければいけない。あれを拾えるか、拾えないかで試合展開は変わってくる。ああいうのを拾っていければ、もっと強くていいチームになれると思います」

―この試合が大一番とみんな感じていたはず
「この試合のためにこの1か月間いい準備をして、いい相手と練習試合をしてやってきて、それなりに手応えというか、成果のあった部分もあったので、凄く楽しみだったんですけど、結果がこうなってしまったので残念です」

―優勝争いも厳しいと思うが
「まだリーグ戦は続きますし、状況はかなり難しいと思いますけど、消化試合にするのとちゃんとした目標にしてやるのとでは意味の違う試合になると思うので、先につながるいい準備をして、リーグ戦をやっていきたいです」

●MF橋本渉(2年=広島皆実高)
―この試合の大事さはみんな知っていた
「立ち上がりは良かったんですけど、失点しちゃうと引けるところがあって、そこからリズムが崩れてしまう。それまでは結構前でボールを狙っていけていたけれど、簡単なミスから失点してしまった」

―試合後に泣いている選手もいた
「前期の途中くらいからこの一発目の明海戦が大事な試合になるのはみんな分かっていて、夏休みもやってきたし、できることをやったと言えば、やったと言えるんですけど、もっと自分たちでやらなければいけない。上に行くためには、思っているよりも、もっと、もっと、やらなければいけない。それを痛感しました。簡単じゃないです」

―それは何かひとつではなくて、全てをレベルアップしなければならない?
「きょうの試合に関してはメンタルの部分だと思いました。自分は1点取られたところではまだ時間はあるし、蹴っていかなくてもいいと、ゆっくりやっていたんですけど、2点目もミスから失点して、そこからみんな慌てだした」

―全体的にミスも判断の遅れもあった
「1試合では誰でも1、2回はミスするから100パーセントでできる訳ではない。そういうところを潰していくことも大事なんですけど、練習したことが出ていない訳ではない試合だった。監督を信じてもう1回やるだけです」

―こういう試合は過去にあった?
「今回は大一番じゃないですか。『負けられない』というのもあって、ひとつひとつのプレーにみんなイライラするから。まだまだ自分も知らないですけど、ゲームの運び方とか技術だけではない何かが足りないのかなと思います」

―今後へ向けて
「全勝を狙うしかない。また一からやりたい」

(取材・文 吉田太郎)

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