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INAC神戸が全株式譲渡のオーナー変更を発表、チーム名は「もちろん」変更なし

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INAC神戸レオネッサがオーナー変更

 INAC神戸レオネッサは26日、クラブを運営するアイナックフットボールクラブ株式会社が発行する全株式の3717株がアスコグループ株式会社から大栄環境株式会社へ、3月1日に譲渡されることを発表した。WEリーグは今月21日の理事会でオーナーの変更についても承認したことを伝えている。

 INAC神戸はなでしこリーグを3度、WEリーグを1度制した日本女子サッカーの名門クラブ。今年1月に行われた皇后杯の決勝では三菱重工浦和レッズレディースをPK戦の末に倒し、7大会ぶり7度目の優勝を果たしている。

 クラブが26日に開いた会見で、大栄環境株式会社代表取締役社長の金子文雄氏はチーム名に変更がないことを「もちろん」と明言した。アスコグループ株式会社代表取締役会長の文弘宣氏は「次の成長を求めるために、WEリーグができたことによってより気力・体力・財力が必要な時期が出てくると思う。それが今かなという考え」とこのタイミングでの譲渡に至った背景を説明。大栄環境株式会社が株式を取得した理由についてはクラブ公式サイトを通じ、以下のように説明している。

「当社グループは、主に廃棄物の収集運搬から中間処理・再資源化及び最終処分事業を行い、社会インフラを提供する企業として、『未来は信頼から生まれる』という創業の原点を忘れることなく、地域に根差した事業を展開しております」

「『INAC神戸レオネッサ』は、兵庫県及び地元神戸市におけるスポーツコミュニティーの担い手を育成し、さらに国際的な活動を展開していく総合スポーツクラブとして、2001年に創設されました。『人はスポーツを通じて成長しよろこび、そして感動し、潤いある人生を創造することができる』という理念のもと、地域密着を基本に、U-18・U-15の選手育成及び小中学校等でのサッカー教室開催など地域と一体となった取り組みを積極的に展開しております」

「当社は『INAC神戸レオネッサ』の取り組みに賛同し、同チームを運営していくことで、地域の皆さまとの関係を深めることにより、青少年の健全育成、スポーツ文化の振興や地域経済の発展に寄与する社会的な役割を担っていくことが、当社グループのブランド価値と知名度の向上につながるものと考えております」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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