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ユナイテッド入団の香川が会見「最大の挑戦」

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 日本代表MF香川真司が12日、マンチェスター・ユナイテッドの入団会見をオールドトラフォードで行なった。世界に名を轟かせるメガ・クラブへの入団について「最大の挑戦」と語っている。

 攻撃的MFは、欧州に渡ってから信じがたいほどの成長を見せている。ドイツではドルトムントのリーグ連覇に大きく貢献。そして、香川はこれまでと同じスピードで自身のキャリアを進めていきたいと言う。

「ここに来ることができて本当に幸せです。チャンスを生かして、これからも日々成長したいと思っています。僕のキャリアの中で間違いなく最大の挑戦ですし、毎日学び、成長していきたいと思います」と、香川は語った。

「僕は常に自分のプレーを向上させないといけないと言ってきました。今、ここにきて本当にこれまでと違うなと感じています。環境面でも、トップレベルですし、多くの代表選手が合流すれば、さらに違いを感じると思います」

「本当に世界中のメディアに注目されているなと今は感じます。マンチェスター・ユナイテッドという最も大きいクラブの一員になれたんだなと。プレッシャーもあると思いますが、喜びに変えて、自分のパフォーマンスを披露していきたい。プレミアリーグのスタイルにも順応できると思います。すべてが本当にビッグクラブなんだと感じますし、ここでプレーできることを光栄です。結果を出してチームに貢献したい」と、チームとリーグへの順応に自信を見せた。

 新しいクラブでの生活になれるために、中央のポジションでプレーしたいと離した日本人MFは、同時に英語を習得することの重要性も語っている。

「言語は僕にとって非常に重要です。英語を学びたいという意欲がありますし、なるべく早く習得して、選手たちとコミュニケーションをとりたいと思います」

 アレックス・ファーガソン監督は、プレシーズンのツアーが新加入の香川がチームに溶け込む上で非常に良い機会になると語っている。

「ツアーに参加することで、チームメイトのことをより深く知る機会、我々がどういうやり方をしているかを知る機会が与えられるでしょう。もちろん、彼は英語も覚えなければいけませんね。この数カ月で、イングランド英語か、(私の話す)スコットランド英語か、彼が覚えやすい方を覚えてくれたらいい。いずれにしても、私の頭に血が上ったときのスコットランド訛りの英語は理解できないだろう(笑)。間違いなく、ドイツ語よりは英語が簡単だと思うだろうから、彼はほとんどドイツ語をしゃべらずに英語ばかりをしゃべるようになるだろうね」

 ユナイテッドを世界屈指の名門に育てられた名将も大きな期待を寄せる香川真司。彼の欧州での第2章がいよいよ幕を開ける。

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